広島のお酒 美和桜の粕を使って
～粕汁～
どうも京都の人は、あまり粕汁に具は入れないようです。お大根と金時にんじんとおあげさん、というのが、私の周りの京都の人たちの粕汁。おだしにはお魚系をしっかり使うようです。昔の人は、煮干しを入れたようです。
そして、粕汁には、お餅を入れる。
私の母は、ブリを入れます。鮭はよく使われますが、私はブリのほうが好きです。
でも、私はいつもはお大根、金時にんじん、おあげと合わせて、ちくわを入れます。でも、きょうは、お正月明けだからか、いつも買っている粕汁にとても合うちくわがまったく売ってなくて、ちくわ抜き。
粕の混ぜ方にもいろいろ好みがあるようです。私は溶かしてから入れないで、ちぎったものを、煮込みながら溶かしていくというやり方で作ります。ところどころ、粕が溶けてないのが残っている、ぐらいが好きなのです。
でも、今回の美和桜は、絞りたてなので、しっとりしていて、おだしの中に入れるとすぐにとろけました。もろもろとしたところでいただくというのを、私は好んでいます。
粕の溶かし方もそうですが、いろいろ聞いてみると、お雑煮と一緒で、粕汁も地域によってか、家庭によってか、いろいろと具もちがうみたいです。広島の人は、豚汁とよく似た具だと言っておられました。
きょうの酒粕は、広島の美和桜というお酒の粕です。職場に広島の人がいて、いつもお正月に買ってきてくれます。
お正月明けに職場に行くと、いつも、「例の、白いブツを持ってきたのですが、・・・。」といつも言われるのです。
粕は、お正月が済んでから絞る方が美味しいということで、毎年、お正月明けに絞った粕を持ってきてくれるのです。なんでも、美和桜のご主人と同級生なのだそうで、特別にお正月明けたらすぐに絞ってくれるんだとか。ありがたいこと。
美和桜はとても上品であっさりした粕です。毎年味は微妙に違うように思います。
美和桜というお酒も、とても上品な飲みやすいお酒です。これも、いただきました。
昔、近所の酒屋さんで、京都の英勲というお酒の粕を分けてもらっていました。これがすごく濃厚な風味で、しっとりしていて、甘口で、ほんとに美味しかったのです。お酒の匂いがほんとに濃厚でした。
あまり絞られなくなったので、もう入ってこないと言われてたのですが、このごろは便利ですね。ネットで見てみると、英勲の酒粕も送ってもらえるようです。
それと、冨翁の酒粕も美味しかったです。
お正月が明けると、いよいよ美味しい酒粕の季節となります。毎年、食べきれないのに、ついつい、いろいろな種類を買っては、それぞれの味を楽しんでしまいます。京都の酒粕のほうが、広島のより濃厚なように思います。どちらもそれぞれに美味しいので、これからいろいろ楽しみたいものですが、いつも買い過ぎて、夏になっても冷凍庫に残ってしまっています。
お酒では、先日、とても美味しい冷酒に巡り合いました。京都城陽の「たれくち酒」というお酒だったと思います。http://www.sake-y.com/sake_local/kinki/278.html
氷で冷やしたのをいただいたのですが、とても美味しくて、いくらでも飲んでしまいそうなお味でした。
でも、ほんとは、私は日本酒は熱燗が好きです。
ただ、私は、実は弱いアルコールアレルギーがあって、注射をするときもあまり続くとアルコール消毒で皮膚がただれてしまうので、あまり飲むと、胃をやられます。だから、粕汁も、２日飲んだらしばらく休憩を入れます。
お酒をお風呂に入れると、お肌がしっとりすべすべになるということを聞いて、試したところ、アルコールアレルギーの「お肌」には合わないようで、数日続けるとピリピリしてきました。でも、普通のお肌の方は、一度試してみてください。
日本酒を作る杜氏さんたちの手はとてもしっとりすべすべだそうです。日本酒はお肌には普通はいいのでしょうね。
ところで、お正月が明けて、なかなかおもしろい話題になったことがありました。
数人の女の人たち曰く、「しばらくお休みだったら、お化粧ののりがよくて、お肌がしっとりしてる」
数人でお肌を触り合いました。ほんと！みんなしっとり。いつも以上にお化粧したお肌がきれい。
私も昨日感じたのです。朝、顔を洗う時、まるでハワイで感じたようなしっとりした肌触り。
ハワイの湿度と水がいいのだと思いこんでいたのですが、ひょっとしたら、しばらくお休みでのんびりしてると、お肌ってしっとりするのかも・・・。
日本酒や酒粕にもそういう効果はあるように思うので、顔や手に塗ってパックしたいぐらいですが、なんせ、私は、弱アルコールアレルギーなので、・・・。
