きょうの朝ごはん 23 ~七草粥~

 
 
 早いもので、年が明けてもう1週間。
 
 きょうは七草粥の日です。
 
 たっぷり七草を入れたお粥を作りました。
 
 
 
 
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 今朝は体重を測ってゾッとしましたので、お餅は入れず、お粥だけ。
 
 昨夜、母から電話がかかってきて、小さい頃は七草の日には家族みんな、年の順に、まな板のところに来て、七草粥の歌を歌って七草を切っていったという話をしていました。そして、その歌まで電話の向こうで楽しそうに歌っているのです。
 
 
 ネットで調べてみると、たしかにそういう風習があるようです。
 
 
 
 これら七草を、新年1月6日の夜にまな板の上で包丁の背などでトントンたたいて細かく柔らかくしておくのだそうですが、七草をトントンと叩く際に、『七草の歌(七草なずな/七草ばやし)』が歌われるのだそうです。
 
七草なずな 唐土の鳥が 日本の国に 渡らぬ先に ストトントン
 
 唐土の鳥(とうどのとり)とは、唐土、つまり中国から飛来する渡り鳥を意味するのではといわれているのだそうです。
 
 農作物に害虫・疫病が流行しないよう害鳥を追い払う儀式「鳥追い」の名残が見られるのだそうですが、どういう意味なのかはよくわかっていないようです。
 
 「新年の一年間が無病息災でいられるよう、音を立てて害鳥を追い払うように、邪気や厄病を追い払う意味合いが込められているのではないだろうか。」と書かれていました。
 
 母は、5人きょうだいです。きっとにぎやかに、家族みんなでまな板のところに集まって、トントン、トントン、包丁で七草をたたきながら、順番に歌を歌いあっていたのでしょう。年を取って、きょうだいが二人しか残っていないのですが、昔のことを思い出して、今まであまり聞いたことがないほど明るい声で歌っていました
 
 無病息災を祈るささやかな家族の営み。そういうことがすっかり消えてしまったようですが、大事な風習であるように思いました。