ぱんdeおしゃべり 16 ~かぼちゃのスコーン~

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美味しいお菓子を焼きましょう!

かぼちゃのスコーン

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 かぼちゃをたっぷり使ったスコーン。お砂糖とはちみつが入っているとはいえ、量が少ないためにまったく甘くないスコーンです。お好みでバターをつけて召し上がれ。冬至の日には、ゆずのお茶と一緒におやつにどうぞ。

 写真のクリスマス・リースは、採ってきたばかりのローズマリー、赤唐辛子、ラベンダーで作ったもの。とてもいい香りです。

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 冬至というのは、一年で最も日が短い日ですが、それと同時に、この日を境に昼間の時間が延びていく日でもあります。そのため、冬至は、昔から新年の起点として考えられてきたということです。

 お陽さまの力が弱くなって、生命の源である植物が枯れ、農作物も育たなくなってくる冬。でも、この日からまたお陽さまが顔を出す時間がだんだん長くなってくるので、冬至は、お陽さまの新たな再生の日と考えられてきたようです。昔々、この日は、西洋ではサトゥルナリア祭の日とされて、新しい力が得られるように、森から常緑樹の枝を取ってきて、お互いに贈り合っていたのだそうです。このお祭りの日には、今まで弱っていた力を回復させるように、踊って騒いで楽しく過ごしたのだそうです。そして、このお祭りが明けた12月25日は、新年のお祭り。これがクリスマス、そして、クリスマス・ツリーやリースの起源のようです。

 西洋では、12月25日から1月6日の12日間は、太陽暦の一年と太陰暦の一年を等しくするための古代の閏日だったということです。この12日間は、本来ないもの(太陽暦にも太陰暦にも属さないもの)ということで、無秩序なときと考えられていたようで、そのために、この期間には、魔女や悪魔が飛び出してくるとされていたそうです。それが後々、伝説やお祭りの形で伝わっていったとのことです。ローマ神話に出てくるサナトゥルナリアのお祭りが後々キリスト教の大切な日と一緒になっていったという歴史もおもしろいことです。

 クリスマス・ツリーは、本来、12月25日から1月6日のキリストの公現節、2月2日の聖母マリアがガブリエルによって受胎告知を受けた日まで飾るようです。

 写真に写っているリースに使われたローズマリー、赤唐辛子といったハーブは、魔よけの効き目があるようです。

 日本でも、匂いのきついものや赤い色の実が厄除けとされたているのと似ています。この日に柚子湯に入るのも、5月5日の菖蒲湯と同じように、匂いのきついお湯につかることで厄除けをしているということのようです。

 京都では、中京区の寺町三条にある矢田寺では、毎年冬至の日には、かぼちゃが供養され、にぎわいます。矢田寺は、お地蔵さんがまつられているお寺で、私は以前、このあたりに住んでいたこともあって、通りかかると必ず立ち寄って行く昔懐かしい感じのするお寺です。

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【かぼちゃのスコーン】
  かぼちゃ  正味250g
  バター(無塩)  25g
  砂糖    大さじ 1
  はちみつ  大さじ 1
  卵         1個
  塩         少々
 
  牛乳    大さじ1~2

  打ち粉用薄力粉  少々
 
 (A)
  薄力粉      230g
  ベーキングパウダー 小さじ3と1/3
  塩         小さじ  1/4
  シナモン      少々
  ナツメグ      少々

,ぼちゃは1、5cm角に切り、柔らかくゆで、水を切っておく。
▲椒Ε襪縫丱拭爾鯑?譟¬擇戮蕕芭?蝓∈重釮鯑?譴討垢蟶ぜる。溶きほぐした卵、塩、かぼちゃの順に加えて、スプーンでさっと混ぜる。
ふるいにかけた(A)を3回に分けて加え、スプーンで混ぜる。粉っぽいところに牛乳を入れ、ひとまとめにし、ポリ袋に入れて、室温で8分ぐらいねかせる。
ぢ罎紡任訴瓦鬚佞蝓↓を取り出して軽くこね、めん棒で2cmの厚さにのばし、コップなどで5~6cmの円形にくり抜く。オーブン用の紙を敷いた天板に並べ、表面に牛乳を少々刷毛でぬる。
ィ横横暗戮韮隠喫~17分焼く。