パンdeおしゃべり 173 ~バターロール~

 
 
 
                  リッチなバターロール
 
 
           バターたっぷり、ミルクで溶いたバターロールです。
 
 
 
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≪12個分の材料≫
  強力粉 250g  イースト 大さじ1/2  砂糖 大さじ2  塩 小さじ2/3
  牛乳 160cc(40度に温めておく)  卵 1/2  バター 40g
 
    
 
   卵 1/2、水 大さじ1/2を混ぜたものを照りをつけるために塗ったところ
 
         
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                きょうは食パンも焼きました。
 
 
 
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 また少しずつパンを焼いて、そのうち手作り市に出せるようにしてみたいな・・・と思っているところです
 
 
 さて、きょうの日曜日は、パンを焼きながら、いろいろなドラマや映画を見て過ごしました。
 
 以前、「李香蘭を生きて」という本を読んだのですが、戦争に翻弄され、激動の時代を生きた李香蘭こと山口淑子さんの半生を描いたドラマの再放送を見ました。
 
 小学生の頃、テレビに出ている山口淑子という人は、「なにやら悪いことをして捕まった人」といったことを誰かから聞いて、ずっと気になっていました。大人になってから、彼女の書いた「李香蘭を生きて」という本を読み、彼女の悲劇を知りました。
 
 日本人でありながら、生まれ育ったのが中国であり、いきさつ上、中国人として歌手や映画女優になった人でした。
 
 戦争前、日本映画にも出演し、映画で日本人を愛するという役を演じたことがあったため、戦後は中国を裏切るようなことをしたということで、銃殺刑にされようとしていた人でした。
 
 おそらく彼女の中では、日本人であり中国人であったことはなんら違和感のなかったことだったのだろうと思いますが、戦争が犯罪にしてしまったのです。
 
 結局は、日本人であったということが証明されたことで、中国人でありながら中国を裏切ったという罪は解かれて、日本に帰れるようになったのですが、その時、同じく日本名を持つ川島芳子は銃殺刑になっています。
 
 彼女だけではなく、テレサ・テンもまた、政治上、中国と台湾との間で本人も家族も悲劇に見舞われた人でもあったようです(「私の家は山の向こう」有田芳男著)。
 
 それ以外にも、陳真という女性について書かれた本(「陳真」野田正彰著)も読んだのですが、激動の時代を生き抜かざるを得なかった人たちの悲劇は知っておかなければいけない歴史だと思います。
 
 ドラマでは、上戸彩が中国語で何曲も歌っていましたが、なかなか器用だと感心しました。私も「夜来春」の歌だけでも中国語で歌えたらと思いますが、・・・。実はテレサ・テンの「夜来春」が入っているCDを持っているのですが、ほんとに麗しい曲です。
 
 映画や歌は人の心を癒してくれたり、豊かにしてくれるもの、といったことがドラマの中で言われていました。大切なことです。
 
 夜は夜で、「細雪」の映画を観ています。「細雪」の作者谷崎潤一郎によくお食事に誘われた高峰秀子の本を読んでいたら、谷崎が連れてくる奥さまとその姉妹の様子がまさに「細雪」そのものだったのだそうです。
 
 谷崎潤一郎と奥さまは、関東大震災の時、京都に避難して来て、私の実家のすぐ裏にあるお寺に住まわせてもらっていたことがあったというのを、昔の雑誌で読んでからというもの、なんだかとても親近感を持ってしまうのです。
 
 さて、また、時間のある時には、ドラマなど見ながらいろいろ作ってみます。パンだけではなく、洋裁も、編み物も