京都deお買いもの 55 ~一陽来福~

 
 
                 亀屋良長の豆せんべい
 
 
                     一陽来福
 
 
 
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 風邪をひいて、体調不良でした。
 
 やっと帰郷した鍼(ハリ)師の息子に、脈を診てもらい、指圧をしてもらいました。鍼はいまだにドキドキするので、ダメなのです・・・。
 
 指圧って、なかなかすごいものです。数か所の指圧のおかげで、喘息様のゼイゼイとのどの痛みがすっかり治まり、やっと楽に、せっせ、せっせと動けるようになりました~
 
 しばらくウォーキングをさぼったおかげで、この始末です。
 
 ウォーキングをまた始めないとね、という話をしていたのですが、私の経験上、始めるのは春からがからだにはいいのです。昨年は、風邪をひいては!と思って、真冬に始めたら、それが元で、ひどい風邪をひいてしまいました。
 
 そんなことを言っていたら、息子が、「その通りで、そういうことを、イチヨウライフクって言ってるんや」と言うので、「あ、それ知ってる、知ってる、亀屋さんのお菓子にあるわ。ちょうどお正月にいいから、中国人の先生におみやげに買って帰ってあげたら?」と言ってたら、「今の季節とはちがうから、そんなのを東洋医学の先生に1月に持って帰るのはおかしい。」と息子が言うのです。
 
 ??なんか、話がちがうような・・・。
 
 息子が紙に書きました。「一陽来復」。
 
 お菓子の名前は、「一陽来福」。
 
 もともと「一陽来復」なのだそうで、お菓子の名前は、もじってあるだけのようです。
 
 「一陽来復」というのは、すべてのものが終わりを迎える冬は、陰の季節で、春になると、やっと陽がひとつだけ戻ってくるのだそうです。それで、「一陽来復」。
 
 春というのは、命が芽吹く季節。健康になるためにも、この時期からウォーキングをすると、とてもいいのだそうです。
 
 でも、芽吹くというのは、いいことばかりが芽吹くわけではないので、そこはちょっと気をつけないといけないようですが・・・。
 
 豆菓子の「一陽来福」は、まだ冬とはいえ、お正月にはとても似合ったお菓子です。そんな話をしていたら、息子が、中国では、旧暦のお正月なんだけど、でも、おもしろそうだから、中国人の先生におみやげに買っていこうかなと言いました。
 
 まずは試食。近所の亀屋さんでこのお菓子を買い、ぱりぱりと試食。
 
 「まめ(豆)に暮らしてます。」ということで、陰から陽の芽吹き始める「一陽来復」から、「一陽来福」とちょっともじったのこの豆菓子を手みやげに、というのが、亀屋さんのこのお菓子の命名の思いなのだそうです。
 
 1月はまだまだ冬真っ盛り。でも、そのうち、また、小さな春が見つかることでしょう。
 
 では、新しい年になったら、それぞれの小さな春に、めぐり逢いましょうね。
 
 一陽来福