京都 塩芳軒の和三盆のお干菓子
小口(こごう)
和三盆というのは、高級和菓子に使われるお砂糖です。昔は、中国から輸入していたそうですが、江戸時代に日本でも作られるようになって、唐三盆に対して、和三盆というようになったのだそうです。
今では、徳島県の名産になっています。
その和三盆で作られたとってもかわいい落雁の「小口(こごう)」は、直径1.8cmぐらいのほんとに小さなお干菓子です。
この小さな小さなお菓子をちょっと口に含み、お茶を楽しむわけです。
京都の老舗のお菓子です。
私は甘いものが好きで、よく和菓子を買ってしまいます。
夕飯のあとなど、まるで食後の一服で、なかなかたばこがやめられないおじさまみたいに、こういう甘いものを食べないと食事が終わった満足感が得られないというようなよくない習慣がなかなかとれません。
下の写真は、長野県の小布施の栗落雁です。えんどう豆とお砂糖と栗が練られて作られていて、栗の味がしてちょっと独特なお味の美味しいお干菓子。
さて、お菓子がのっているハート型の大小のお皿ですが、真ん中のところは、ガラスが溶けてこんなふうに焼き上がっています。
和風の銘々皿として使ったり、洋皿としても使ったりしています。ハート型というのがかわいくて、ついつい買ってしまいました。一昨年の夏の五条坂の陶器市でした。
そういうと、昔、息子が小学生の頃、ご近所の陶芸家さんに陶芸を教えてもらっていたのですが、袋に入れたビー玉を袋の上から金づちで叩いて壊して割り、それを灰皿などに置いて焼いたものを持って帰ってきていました。これもそういうふうにして焼かれたんだろうと思います。
こういうことも、最初に考えた人がえらいなあ。