先日、母が、宇治田原の新茶を持ってきてくれました。
新茶を飲んでおくと、一年病気知らずになれるのだとか。
それほどからだにいいのでしょうね。
湿らないように、桜の木で作ったお茶筒に入れました。
お湯は、湯ざましで冷まして
のんびり待って、いただきます。
和菓子は、同じくお茶で有名な鹿児島の軽羹。
鹿児島の殿さまが明石の菓子職人を鹿児島に連れて行き、作らせたとか。
殿さま菓子と言われるこのお菓子、米粉に山芋を練り込んで作られています。南の国は、山芋が美味しいですから、明石の菓子職人は、鹿児島の山芋に目をつけ、こんなお菓子を生みだしたのだそうです。
羊羹など、羹と言われる和菓子の中では、最も軽いということで、軽羹と言われるようになったのだとか。
私は、軽羹が好きなので、よく買うのです。
きょうは、この時期しか使えない紫陽花柄の七宝焼きの銘々皿に載せました。
それにしても、殿さまというのは、自分の楽しみのために、いろいろな職人を任地先に連れて行ったようですね。信濃の上田の殿さまも、出石に転勤になった時、そば職人を連れて行き、信州のおそばを同じように作らせて、おそばを楽しんだようですよ。それが、今も伝わる出石そばなのだとか。
さて、わが家のベランダに早くから咲いている山紫陽花。最初は真っ白だったのに、だんだんと赤く赤く色づいてきています。
この初夏の時期、もうひとつ柔らかい新芽を出しているのが、椿の赤ちゃん。
種をもらって植えておいたら、こんなに初々しくかわいい葉っぱが出てきました。
ヤマボウシの小さな種もこんな葉っぱを出しました。
これは、大きな木になって、実をつけます。
楽しみ。