ぱんdeおしゃべり 25 ~おひさまパン~
美味しいパンを焼きましょう!
おひさまパン
ぱんdeおしゃべり******************************************************
エリサ・クレヴェン作絵、江國香織訳の絵本「おひさまパン」を読みました。
おひさまがかくれてしまい、雪まじりの風がびゅうびゅう吹く町。寒くて暗くて、世界中のいろといういろをうばってしまったかのようになった町。
そんな冬のふぶきの日、おひさまをこいしく思った犬のパンやさんが、「おひさまあじのとくべつパンをやきましょう」とおひさまのパンを作ります。
サンライズ小麦粉で作ったとくべつパンは、ふくらんでふくらんで、おひさまパンはふっくら、温か。オーブンの中からはみだしてしまいそうです。
それぞれのおうちから出てきた動物たちは犬のパンやさんが焼いたおひさまパンをみんなでちぎって食べます。そうすると、みんな陽気におどったりうたったり。パンがよろこびをもたらしてくれました。
やっとおひさまが目をさますと、・・・。おひさまにもパンが投げられて、おひさまもおひさまぱんをいっぱい食べて、そしてこの世界に光をあたえてくれました。
ひるまのすべてにいろがつき、……。
というようなおはなしです。
この絵本、とてもしあわせそうです。
ふっくらとしたおひさまパンには、なんとバターが1/2箱、たまごが3個と、ものすごくたっぷり使われています。やっぱりお砂糖とかバターとかたまごはしあわせを感じさせてくれる味のようです。
私は、しばしば、パンやさんって、しあわせと平和の象徴のように思うときがあります。
特にそれは、朝のパンやさん。通勤途中のバスの窓からパンやさんが見えるのです。朝とても早くから、店内は明るくて、パンがいっぱい置かれていて、ちょっとおしゃれな感じのお店です。それをバスの窓から見るたびに幸せそうな感じがして、平和だなと思うのです。
パンやさんは窓が大きくて、早朝がなかなかいいものです。
「食べる」ことは、人と人とをつなぎます。「食」ということを通して、幸せにつながるということを大事にしたいと思います。
あったかくて、バターの香りたっぷりで、甘いおひさまパンもみんなで分け合って食べるところがいいのでしょう。
パンって、バターをたっぷり入れたときには、焼きあがるにつれて、部屋中にバターのいい匂いがいっぱい漂います。
パンを焼くというのは、やっぱりいいなあと思いました。生活にいろいろな色や匂いがうまれますように。
さて、今回のおひさまパンですが、絵本の裏表紙に載っているおひさまパンのレシピに従って、ふっくら、温かいおひさまパンを焼いてみようと思ったのですが、・・・、おや??このレシピ、ほんとにこれで美味しいおひさまパンは焼けるのかな??
小麦粉カップ3杯、バター1/2箱、たまご3個、・・・。やっぱりこれって、バターとたまごが多すぎるのでは??でも、ミルクがたったの大さじ3杯。これで足りるのかな??どうもこれではやわらかいパンは焼けないのでは???
と思って、他の方のブログを見せてもらいました。そうしたら、なんと、このレシピ通りで焼いた人は、「とてもかたかった。失敗」「3回も失敗」とあり、写真入りのおひさまパンを載せておられる方は、「このレシピ、だいじょうぶなのかな?子供の期待が大きいので、失敗は許されないので、いつものレシピで焼きました」「自分流のレシピで」というふうになっていました。
やはり、私もこれは無理かなと思ったので、なんだかちょっと残念ですが、いつものレシピで焼くことに。
**************************
【おひさまパン】
菓子パン専用粉 400g
イースト 8g
砂糖 40g
塩 6g
スキムミルク 20g
バター(有塩) 40g
全卵 60g
水(冬は40度に温めて) 208g
^貅“酵 40分。
大きなものだけを作るときは、2つに分割。うちひとつはおひさまの外側のコロナに使う。小さいのも作るときは、3つに分割。うち一つで、小さいおひさまを4つ作る。
B腓和腓なおひさまの顔用として、大きいまま丸める。コロナ用はいくつかに分割して丸める。
ぅ戰鵐船織ぅ燹。隠喫。
ダ型。おひさまの顔は、丸く伸ばし、指を使って「目」と「口」をへこませて作る。その時、深めにへこますこと。
Δひさまのコロナは、へびのように長い棒を作り、かたつむりのように丸く巻く。小さい三角を作り、かたつむりと交互におひさまの顔にくっつける。くっつきにくいときは、水でぬらす。
Щ転紊家酵 20~25分。
卵を刷毛で塗る。
170~180度のオーブンで12~15分焼く。