美味しそうなお芋を買ったので、骨折中の父の3時のおやつにと蒸しパンにしました。
ふっくら膨らむかどうか、ヒヤヒヤでしたが、けっこうふっくら膨らみました~
まずは、試食。
この蒸しパンは、戦争中、母が小さかった頃に、お姉さんがよく作ってくれたものなのだそうです。
洋裁上手なお姉さんが家にある服を子供用に作り直して山科まで出かけていき、お芋やなんやかやお野菜と交換してきたのだそうです。小麦粉も郊外の親戚へ行くとあったらしく、膨らし粉もちゃんと入れて、帰ってくると妹たちに作ってくれたのだそうです。
というわけで、母が懐かしがってよく作るのですが、なかなかあっさりとして美味しいのです。
母のレシピとはまたちがうかもしれませんが、私もまた、今回、適当なレシピで作ってみました。
小麦粉300g、ベーキングパウダー10g、お砂糖60gとやや少なめ。
卵一個、ミルク250g~280gぐらい、バター大さじ1~2ぐらい
さつま芋1個~3分の2個ぐらい
30分ぐらい蒸すとできあがりです。
父は、胃が弱いので、いろいろなものをあまり食べようとしないのですが、この蒸しパンはよく食べます。
家で作ると甘ったるくなくて、朝食にも食べられるぐらい食べやすいのができます。
さて、これを、お昼過ぎに実家にもっていこうかと思います。
私がいくら言ってもなかなか起き上がろうともしなかったのですが、息子に何度もメールを送ってもらったところ、送るたびに何かしようという気になるみたいです。
うちの息子はなかなか年寄りにもてるだけあって、どうもうまいこと言うようです。
息子がメールを送るたびにがんばろうという気になって、そのたびに進歩するものですから、きょうはとうとう自分の力だけで起き上がり、すぐ近くのトイレまで杖を持って行けたのだとか(息子いわく、「ボクの『呪い』はよう効くねん」)。
孫に励まされて(私ではダメ)、自信も沸いてきたみたいで、きょうから何か仕事を始めるなどと電話してきました。
まだまだベッドの上で、介護用のベッドに支えられながら起き上がれるようになったばかりで、一日の大半は寝ているのですが、それでも今朝は、自分の力だけで起き上がったと言っていました。本人に気力と自信が戻ってきたら、また変わっていくのでしょう(ただし、まだもう少し息子のメール《『呪い』》がないと・・・)。
で、その次は、介護で腰を痛めた母です。こちらも骨折でもしているのではないかと思うのですが、父の世話をしなくてはという年寄りの思い込みが激しくて、なかなかお医者さんにつれていけません。
こちらは孫の力を借りても効果ないので、あとは、孫から父へ、父から母へという方法を使うのが最善かも。
息子もまだ病院通いの身の上で、思うように京都まで出てきてもらえないのですが、おじいちゃんへのメール作戦は大成功です。
年寄りって、むずかしいですねえ~~。私は苦手です。ついつい、正論を言ってしまいますので。口からなかなか年寄り向きのことばが出てこないわ