ぱんdeおしゃべり 26 ~本のレシピ通りの「おひさまパン」~

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美味しいパンを焼きましょう!

おひさまパン(本のレシピ通りに)

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 今回は、本のレシピ通りに作ってみました。レシピを見て、このレシピでほんとうにおいしいのかなあ??と思い、前回は、無難な作り方で作ってしまいました。でも、それでは絵本の意味がありませんので、やり直し。

 このおひさまパンは、本のレシピとまったく同じです。出来上がったおひさまパンは、バターたっぷりのパンです。オーブンに入ってるときは、ちょうどスコーンのように、バターの香りが部屋中に広がりました。いい匂い。

 他の方のブログで見てみると、かたかったというのや、失敗というものが多かったのですが、けっこう美味しく仕上がりました。クロワッサンよりもうちょっとバターが多いというような、お味です。ただ、冷めるとバサバサしてクロワッサンとバサバサしたスコーンが一緒になったような、あるいは、ふっくらしたクッキーに似たような感じです。バターの量、まちがったかな??

 さて、このパンをレシピ通りに焼く前に、いろいろな人に、アメリカのパンってどんな感じ?と聞いてみました。ほとんどの人が、バサバサでまったく美味しくない、と言われてました。ディズニーランドでもバサバサなのは、アメリカのレシピで作るからではないかということでしたが、私はまだ残念ながら、ディズニーランドにも行ったことがありませんので、いつか行く機会があれば、そのバサバサのパンとやらを試食してみたいと思います。

 アメリカでは、こんなにバターは使わないのではないかと言う人もいました。もっと味のしない、まずいパンだとのこと。

それで、どうしてこんなにバターが多いのかなとその他のレシピを調べてみたところ、ちょうど似ているのが、イギリス風の昔ながらのパウンドケーキです。

 パウンドケーキというのは、もともと、小麦粉、砂糖、バター、卵の量を1ポンドにして作ったので、パウンドケーキというのだそうです。でも、この量だと、かなり甘くなるので、今ではすべて同じ量にはしないということでした。

 でも、このおひさまパンは、パウンドケーキとは作り方はまったくちがい、パンの作り方そのままで、かなりの高温で焼くというふうになっています。

 また、このパンは、絵本では、犬のパンやさんは、サンライス小麦粉というのを使います。小麦粉の名前ですが、アメリカにはちょっと似ている有名なパンやさんがあるようです。「ボウディン・サンフランシスコ」と言って、サンフランシスコに行ったらそこのパンやさんに行くというほど、観光客にも有名なようです。おや?、そこのトレードマーク、なんだか犬のパンやさんが買ってきた小麦粉の袋に書かれているトレードマークと似ているなあ・・・。

 アメリカのパンがそこまでおいしくないなんて知らなかったのですが、やはりアメリカは食べ物はあまりよくないようです。ただ、焼いたばかりのものを食べるホットドッグやハンバーガーというのは、温かいうちに食べるので、あまりバサバサではなく、美味しいのだそうです。やはり食文化はヨーロッパのほうのようです。

 いろいろ調べている中で、おもしろいことがわかりました。仮に、日本のレシピでアメリカでパンを焼いても水がちがうので、同じようには焼けないということです。

 日本の水は軟水(カルシウム・マグネシウムなどをあまり含まない水)で、アメリカやヨーロッパの水は硬水です。軟水は、お茶やコーヒー、ご飯、和食にはとてもいいようですが、硬水では味がまろやかにならなかったり、バサバサになるそうです。その反対に、洋風のお料理には硬水がいいようで、その土地土地の作物や水でお料理するのが一番いいようです。

 なお、このごろでは、天然水が各地で売られていますが、その水も、たとえば、屋久島の縄文杉の森の天然水などは超軟水だそうで、お茶やコーヒー、和食には最高の水だそうですが、その天然水で何でもおいしいわけではなく、洋風のスープには、硬水を用いないといけないということのようです。世界各地の天然水だけではなく、軟水、硬水、アルカリ飲料水などを作り出すいろいろ器具ができています。お料理に合わせて使うということを知っていないといけないということのようです。

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【おひさまパン(本のレシピ)】

 小麦粉      3カップ
 ドライイースト  6g
 牛乳(温めたもの)大さじ3ばい
 卵        3個
 砂糖       大さじ3ばい
 溶かしバター   1/2箱
 塩        小さじ1ぱい

作り方は前のものと同じ。