京都deお散歩 1 ~えべっさん~

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 きょうは十日えびす。関西の人は「えべっさん」とよんでいます。

 京都でも商売繁盛を願って、大和大路四条を南に入ったところにある、えびす神社がにぎわいます。

 といっても、きっと大阪の方がもっとにぎわっているのだろうなと思います。今夜は本えびすにもかかわらず、それほど活気があるわけではありませんでした。京都の人はおとなしいのかな?警察の人の声のほうが大きいぐらいでした。

 「商売繁盛、笹もってこい」ということですが、笹を買うだけで3000円だそうで、いろいろ飾りをつけてもらうと、1万円ぐらいはポン!と出さないと「商売繁盛!」という縁起は担げないようです。

 木戸をドンドンと叩きながらえべっさんにお参りにきたことを告げるようです。

 大阪では、花街の芸者さんが籠に乗って神社に参拝されるということのようで、新聞にもその写真がでていましたが、京都では、8日に「宝恵かご社参」といって、太秦の映画村から女優さんが松竹梅と紅白に飾ったかごに乗りこんで、えびす神社に参拝し、デパートや商店街、銀行などへ吉兆笹を配って、京の初春をお祝いするのだそうです。

 笹は、少々高くつきますが、宝船や鈴、その他いろいろな飾り物をつけるとなかなか華やかで、それを飾るだけでもなんとなく晴れやかな気持ちになれるのではないかなと思えます。

 今年1年に、また、気持ち新たに希望を託す、その気持ちが大切なのではないかなと思いました。

 帰り道、宮川町を通ると、芸者さんや舞妓さんたちに出会いました。

 京都の初春の夜は、暖かく、穏やかでした。