ぱんdeおしゃべり 189 ~パン・オ・レ~


 やっと一仕事終わったと思ったとたんに、この一週間、とうとう体調をどどっーと崩し、ほとんど家に閉じこもっておりました。
 きょうは、久しぶりに頭のクラクラが治まっていたので、よしっ!パン作ろう!と思いたち、ミルクとバターと少量のお砂糖、お塩という材料で作れるパンを焼いてみました。


 ~パン・オ・レ~


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 強力粉 250g、ドライイースト 小さじ1、砂糖 大さじ2、 塩 小さじ2/3
 牛乳 180cc、 バター 20g、 照り用牛乳 少量


 捏ねて発酵させたあと、8等分して、形成


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 2次発酵で1、5倍ぐらい大きく膨らんだら、牛乳を刷毛で塗り、はさみで切りこみを入れます。



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 190度で、13分焼いたら出来上がり。



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 ちょうどお昼になったので、レタス、キャベツ、ベーコン、トマト、ゆで卵を挟みました。


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 久しぶりにパンを作ると、なんだかパン生地がいとおしく、ていねいに愛情を持って捏ねてました。
 
 まだ本調子ではありませんので、4月からの仕事に少々不安が残りますが、あせらず、ちょっとずつからだを回復させていかなくては。

 同じ年齢ぐらいのタヒチアンのお仲間さんも、私と同じようにめまい、血圧の不安定でクラクラしていると言っておられました。お年頃の私たちには、春という季節の変わり目や積もり積もった疲れは堪えるみたいです

 家にいて、いろいろテレビを見て過ごしてましたが、おもしろいことをいろいろ知りました。

 織部柿右衛門といった陶磁器のことでは興味深い番組を見ました(NHK「プレミアムカフェ」再放送)。また、永平寺の修行の話も(NHK「新風土記」)。

 永平寺という極寒の地での修行。修行では、朝の身だしなみは一日のはじまりにまず重視されるそうです。水を無駄にすることなく、きちんと身だしなみを整えるそうです。

 そして、朝ごはんのあとは、みんなで20分間のお掃除。同じことを毎日毎日繰り返す修行。その様子を見ていて、ああ、私たちも毎日毎日同じ仕事を繰り返しているのも同じなんだなあと思いました。極寒の地で修行をしている日に、晴れ間が見えただけでその美しさやありがたさに気づくのだとか。これも同じはずです。

 私もこの一週間、へたっている最中に、ちょっとした光景を見ただけで、美しいと思いました。極寒の地での修行で、気持ちがとてもしんどい時やつらいときに、そういうのに気づくということでした。

 4月に入って、また仕事仕事の毎日が待っています。これをうんざり思っていたので、ちょうどいい番組を見ました。永平寺のお坊さんみたいに、毎日毎日丁寧に丁寧に仕事をする、その中で、心をうつ美しさに出会える、と思うことに。

 好きじゃない掃除も丁寧にしよう、仕事も毎日丁寧にしよう、食事作りも丁寧に心を込めて食材を使わせてもらおう、などなど。体調が弱っているときにこういうのを見ると、とても気持ちが純真になるみたい。

 さからわない、追い込まない、息を合わせる、静かにゆだねる。

 たぶん、自然にさからわず、自然に息を合わせて、自然にゆだねて、自分が勝手に追い込まないということなんでしょうね。

 仕事の仕方も自分でどんどん追い込むような無駄をなくして、丁寧にすべきことをその仕事のルールにしたがって、簡潔に繰り返し繰り返し自然な時間の流れの中でということなのかな、などと、自分の心を穏やかにさせている今日の夕暮れ。

 でも、まあ、弱り切っているわけではなく、ちょっと気分がよくなると、あいかわらずフラやタヒチアンやと出かけて飛び回ってしまう私でもあります。今夜も1時間ほどフラのお仲間さんと、5月の発表会の自主練習をしてまいります

 丁寧に、いい練習をしてきたいと思います。そして、4月からの仕事においてはこれまた丁寧に、自分を追い込まず、「息を合わせる」ものをきちんと見つけなくては。


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