職場の近くの道にて 120 ~秋の実りの準備~

  

 先週の土曜日、仕事を午前中に終えて、帰り道、炎天下を歩いていたら、職場の横道の塀の向こうに、・・・。

 あら?


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 栗のイガイガ



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 もうイガイガができてるんだぁ~

 秋の準備はもうすでに始まっているのですね!


 外はまだまだ入道雲が出て、猛暑のさなかです。

 

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 真夏に見つけた栗のイガイガですが、見つけた途端に思い出したことが・・・。

 数年前にも職場の窓からこの栗のイガイガを見つけたことがありました。秋になって栗のイガイガが土に落ちたら、取りに行こうと思っていたら、・・・。

 夏が終わって窓の外を見てみたら、・・・。なんと!夏の間にあちこちの木々の枝が業者の人によって切り取られていたのですが、この職場の端っこの端っこの隅っこの隅っこにある栗の木の枝まで切り取られていて、丸裸になっていたのです

 夏の休暇をとって、職場に戻っていつも驚くのは、これからまだ花を咲かせてくれるムクゲも丸裸。夏に木陰を作ってくれる数本の窓際のケヤキの木も丸裸。ついでにイチョウの木も夏の終わりに丸裸

 秋になって、葉っぱが落ちるのがイヤなのかなあ???あまりにも無残で悲しくなってしまう毎年の夏の終わりの木々の様子なのです

 何年も前、紫陽花の花を増やそうと挿し木から育てたものも、いくつか捨てられ、一つだけ残っていたものがありました。あまり肥えた土でなかったからか、やせ細っていましたが、10年近く経ってとても大きく大きく成長し、今年は特に見事に花を咲かせました!!

 と、思っていたら、・・・。なんと!2メートル半ぐらいあったものが1メートル半ぐらいまで刈り取られ、こちらも丸裸に近い状態に。

 (でも、紫陽花は強いですね!!1ヵ月半ほどの間にぐんぐん成長し、また背丈も伸びてきています。)

 ただ、私は、その紫陽花がまるで大きな木のように育って、お花をいっぱい咲かせてくれるのがとても素敵だ!と思ったので、とてもショックでした。

 そういうと、9月、あ、彼岸花に蕾がついた!いつごろ咲くかな?と楽しみにしていたら、・・・

 翌日にはどこに彼岸花があったのかしら?というほど、きれいに引っこ抜かれて、昨年は彼岸花の花を職場の中では見られませんでした。

 お掃除をしてくれる人があまりお花とか、好きではないのかなとも思いましたが、掃除する立場に立てば、咲いたあとの紫陽花の汚さ、秋の落ち葉の毎日の掃除、花や木々を楽しんでみたいわという人がしてくれるならともかく、私だってする気はないわけで、・・・。

 お掃除、たいへんなのでしょうね。

 職場では、昔、植物を大切に思う人たちが、いろいろな木を植えて、その木の名前を書いた札をつけてくれていました。でも、今ではあまりそういうのを関心持って季節の移り変わりを楽しむ人も減り、花や木々のお世話を自らしてくれる人もいなくなりました。

 ところが、今年になって、ちょっと変化が。

 どなたがされているのかわからないのですが、再び、それぞれの木々に名前を書いた新しい札をつけられている方がおられます。あちこちの木に、きれいな札がつけられているのです。

 木、ひとつひとつに名前があって、それを関心持ってみてほしいという思いから、新しい札をつけてくれているようです。

 京都は三方を山に囲まれ、東山、北山、西山のふもとは、それぞれ緑のきれいなところです。一本一本の木やそれぞれの花や実に、愛着を持って楽しむゆとりを持ち、ほんとは、人任せにせず、私もお世話、しなくてはいけないのでしょうね。

 なかなか腰は上がらないのですが、栗、今年は実を土に落とせるのかな?と、気にかけているわけです。