京都deお買いもの 19 ~はちみつ~

 
            ヒグチ養蜂園の自園採取のはちみつ
              (075-611-0383)
 
                 ~百花蜜と蜜柑蜜~
 
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             ヒグチ養蜂園(京阪桃山南口下車すぐ)
 
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 数年前にこの蜂蜜やさんを教えてもらってから、毎年ここの蜂蜜を5月になると買いに行っていました。
 
 でも、今年は5月に行けず、やっと今頃行ってみると、・・・。
 
 お店の中がなんだか、がら~~ん。段ボールの箱が無造作に置かれていて・・・。
 
 今年は異常気象のために、花のつき方がぜんぜんだめで、全国的に蜂蜜があまり取れなかったそうです。はちみつは、片隅にちょっとだけ並んでいました。
 
 毎年とても気に入って買っていたのは、「うわみず桜」という木に咲く花の蜂蜜でした。紅茶とパンにとても合ったのです。ところがこれは今年は特にだめだったそうです。花があまり咲かなかったために、どうも蜂がちがう花の蜜を吸ってきたらしく、毎年と全然ちがう味になってしまったのだそうです。
 
 このお店の奥さんが、「こんな年は初めてです。異常気象で花があまり咲かなかったのです。全国的にどこも今年ははちみつは取れてないんですよ。少しだけ味見のが残っているので、まあ食べてみてください」と言って、うわみず桜のはちみつの味見をさせてくださったのですが、ほんとにぜんぜんちがうのです。「美味しくないでしょう~」と奥さん。ほんとだ・・・。
 
 ほかのもぜんぜんだったそうで、ひとつずつ味見させてもらいました。
 
 確かにどれを食べても・・・。
 
 でも、今年は蜜柑の花の裏年だったそうですが(一年ごとに花がよくつく年とつかない年があるそうで、花があまりつかない年を裏年というのだそうです)、どういうわけか異常気象で蜜柑だけは花が裏年にしてはよくついたそうで、それだけが救いだったそうです。
 
 でも、香りが毎年のものとはぜんぜんちがうのだそうです。
 
 それでも、今年一番よかったという蜜柑のはちみつを買うことにしました。
 
 また、百花というのは、蜂を自然に放し飼いにして、いろいろな蜜を吸わせたものだそうです。昨年は4種類ほどのいい味になったそうです。ちなみに昨年の残り物を味見させてもらいましたが、ほんとに美味しい。宇治抹茶あめ、みたい。
 
 これも今年は1種類の味しかとれなくて、量も少なかったそうです。でも、比較的美味しかったので、これも買いました。
 
 自然のものだから、どうしようもないですねえ、と言ったら、「もう来年の春までほんとにどうしようもないので、のんびりしてるんです~」とのこと。
 
 ん?「のんびりしてる」?
 
 この奥さん、えらいなあと思いました。はちみつを買いに来たお客さんに、わざわざ味見してもらって、「ほら、全然ダメでしょう。美味しくないでしょう」とほんとのことを言い、そして、「のんびりしてるんです」というのが、なんともえらい人だと思いました。
 
 生活かかってるのに、でも、どうしようもないときは、笑顔でのんびりする。ここがこの奥さんのえらいところだなあ。
 
 毎年、このお店のはちみつの美味しさと、この奥さんのおっとりとした人柄のいいところに惹かれてはちみつを買いに行っています。
 
 今年はあまり美味しいはちみつでなかったとはいえ、やっぱりとてもいい人だったなあと思って、来年のうわみず桜の予約をして、来年の春、また来ますと言って、少しだけはちみつを買って帰ったのです。
 
 ここのお店のはちみつは、ご主人が自分の養蜂園で採取されたものばかりです。
 
 とても純粋なはちみつで、たいてい毎年、どれもみんな美味しいのです。
 
 また来年に期待します。
 
 はちみつは、からだにもお肌にもとてもいいそうで、はちみつマイスターの勉強をしうようかしらと思っているぐらいです。
 
 そして、やっぱり、自然に左右されるとはいえ、自然に取れた純粋なはちみつがほしいと思います。
 
  自然のもので、からだやお肌にいいもの。そういうものをいろいろ勉強して、生活に取り入れたいと思います。
 
 手のモデルさんは、卵白を泡立てたものにはちみつを加え、それを手や腕に1分間塗るそうです。
 
 また、お風呂で、せっけんにはちみつを加えてからだを洗ってもいいそうです。
 
 お試しください。