九州への旅
【4日め】
~熊本 青井阿蘇神社~
藁葺きの古めかしい神社は
いかにも神さまがおられるような
厳かな神社でした。
平成20年に国宝にしてされたそうです。
いかにも大慌てで「国宝」とはりつけてありました
神社を入ると、大きな木。
これは、招霊木(おがたまのき)というそうです。
実は、みんながとてもよく知っている木なのです。
1円玉に描かれている木だそうです。
天照大神が天岩戸に隠れられた時、天岩戸の前で舞った天鈿女命が、この木の枝を手にしていたと言われているそうです。
そこから巫女さんが、この木の枝を持って神楽を舞うようになり、現在の鈴が付いたものに変わっていったそうです。
とても厳かな門
四隅に顔が彫られて飾られています。
この門の裏側に、龍が2匹描かれているようです。すっかりはげていて、みつけるのがむずかいしのですが、夜な夜な龍がこの絵の描かれているところから抜け出して、神社の向かいの蓮池に水を飲みに行ったのだとか。
神社の入り口近くにも龍の阿吽の像が置かれています。
神殿にも奥の方に龍の阿吽の彫り物があります。
計3か所に龍の絵があるそうです。
こんな神社が近くにあったら、お正月に行くと、神さまのご利益がありそうなところでした。歴史の深さを感じさせるような、厳かさのある神社でした。
~水前寺成趣園~
感心したのは、手入れが非常に行き届いていることでした。
松の木がとてもきれいに刈られ、いい形をしていたのです。
こんなきれいな松の木の手入れ、感心しました。これこそ観光地です。
京都には、観光地にありえないほど、手入れのよくないところがあるのです。
池の水もとてもきれいでした。これもとても大切なことです。
水前寺公園って、かつてのだれかの庭園を公園として開放されているのだとばかり思っていましたが、出水(いずみ)神社という神社のお庭だったようです。
初めて知りました。
公園前のお店でとても美味しそうなさつまいもが売られていてあまりにも美味しそうだったので、買いました。
手前が「紅はるか」の新物。向こう側が金時さつまいも。
「紅はるか」は柔らかいので蒸し芋に、金時さつまいもはホクホクなので、天ぷらなどに向いているそうです。
それぞれ4個入りで、各250円也。もっとたくさん買って帰りたかったけど、なんせ重いので・・・。
母は、さっそくお芋の蒸しパンを作ったそうです。京都では味わえないような美味しいお芋だったとメールがきました。
私もさっそく蒸してみたいと思います。
九州では、最初、福岡で大きくて美味しそうなかぼちゃが2個で100円だったり、1個で100円だったり、でした。
あまりにも美味しそうで買いたかったけど、大きいのでねえ・・・。
京都に帰ってから、酷暑の市場で売られていたお芋のなんと元気のないこと。「お芋が死んでる・・・」と思ってしまいました。九州のお芋もかぼちゃも生き生きして、生きてる感じがしました。
もうひとつ買ったのが、このお店のおじさん作の強力粉。玄米パンのようなパンが焼けますとのこと。
日向夏蜜柑の皮の砂糖漬けを買ったので、それを入れて作ってみようと思いました。
300g、なんと、100円也!!
6時ごろ、小倉駅に到着。出発の8時過ぎまでお夕食タイム。
雨が降りそうだったので、駅横のデパートの食堂でお寿司を食べました。
デパートの回転寿司なのに、なんて美味しいこと!!
あまりにも美味しかったので、7皿14個に、赤出汁、デザートまで食べて、1500円余りでした。信じられない。
この九州旅行の間中、ずっと、食べ物のお値段の安いことに驚いてばかり。デパートの食堂街の回転寿司がなんでこんなに美味しいのでしょう!!九州の人がうらやましい~
3泊4日、九州に対する印象が大きく変わるようないい旅となりました。
実は、この旅、新聞広告で知ったJTBのツアーでした。
これだけ楽しんで、いろいろ経験できたいい旅が、なんと!3万円也。ただし、最後のホテルをプラス6000円にグレードアップしたので、3万6千円也。なぜこんなお値段なんだろう???
最後の最後まで不信感を持っていたのですが、参加してみて、びっくり。
添乗員さんは今まで知っている人の中で、一番親切。ものすごくお人柄のいい、宮崎出身の方。
西鉄バスのガイドさんは、超ベテランの方。そして、運転手さんもすごく運転がうまい。
こんなにいい待遇で、なぜこんなお値段で行かせてもらえるのかしらと、どう考えても不思議です。
このツアーでは、たいていの方が年配のご夫婦。いろいろな夫婦があるものだなあと、人生勉強までできました。
ずっと喧嘩ばかりしているくせに、奥さんが実によく旦那さまのめんどうを見、バスの中ではずっとおしゃべり。それなのに、バスを降りるとまた喧嘩。ご主人がちょっと認知症気味で、してないことをしたと言ったり、妙なことを大声でよく言われるのです。最初はぎょっとするのですが、でも、私がバスを降りるときに荷物を取りにくそうにしていると、すっと取ってくださったり、なかなか親切なのです。
「そっちとちがう」「いや、こっちや」「ちがうやろ!」といった喧嘩をしながら、歩いておられるのです(「あの、こっちです」とつい横から口をはさんでしまう私の友達・・・)。
最後のホテルがあまりにも広くて、食事会場にたどり着けずにまた喧嘩したはるのかなあ??なかなか来られないので、友達とずっと気にしていました。そうしたら、やとご到着。なんだかホッとして、お食事を続けました。
また、あるご夫婦は、奥さんの顔に傷。ご主人が乱暴なのかなあ??と気になったりする。でも、荷物をご主人がちゃんと持っておられるのをみて、どうもそういうのでもないみたいだなあ・・・とか。
またあるご夫婦は、ほんとに仲がいい。楽しそうにおしゃべりばかり。ご主人は細くて、まるで漫才師のような格好。奥さんはふっくらとした方。あんな夫婦、いいなあと思ったり・・・。
年配のご夫婦が多いと、聞き間違いもよくされるのです。
「出発は50分やな」とご主人。「ちがう、ちがう。30分や」と奥さん。
横から思わず、「40分です」と口をはさんでしまう私。ご夫婦とも大笑い。
お別れの時、さよなら~と言い合って、名残惜しかったです。「これも縁、握手して~」と何度も手を握られる奥さんも・・・。
喧嘩しながらもとっても仲のいいご夫婦は、神戸で降りられました。ご主人はどうも認知症があるようですので、私たちのことは覚えておられないご様子。奥さんとさよならのお別れをしあいました。
添乗員さんの親切にも感謝。
一見、気弱そうに見えながら、とても臨機応変にお客さまのために、お客さまの気持ちになってよく動いてくださっていました。気持ちの問題です。
テキパキと仕事をこなし、あれほど気遣いのできる人が添乗員さんなら、今度もあの方のツアーに一緒に行きたいと思います。宮崎弁で時々話してくださるのですが、おっとりとした話口調が癒し系でした。
バスガイドさんは、ずっとしゃべり続けで、とてもタフな人。でも、ほんとにいろいろなことを知っておられて、博識でした。まるでずっと放送中のディスク・ジョッキーでも聴いてるみたい。
大雨の中の山道を実に上手に運転してくださった運転手さん。バス事故が増えている中で、とても安心して乗っていられました。
仕事をするにあたって、とても参考になりました。プロというのは、ああでないといけないなあ。でも、一番大切なのは、人に対する気持ち、気づかいの問題だなあと思いました。
3万6千円でほんとにたくさん学ばせてもらった今回の旅に、ほんとに感謝です。
みなさん、ありがとうございました。一期一会の旅となりました。
旅行に出かける時、朝顔の蕾がたくさんついていて、行ってる間に咲くのかなあ見たかったなあと思っていたら、帰った翌日から、咲き乱れるようにたくさん花が開きました。待っていてくれて、どうもありがとう。
今朝は、ひと株からなんと、14個も咲いてくれました。
もうひと鉢も合わせて、今朝は20個も咲きました。
8月になって、暑かったからか、まったく咲かなくなっていたのに、8月の終わりになって、急に咲きだしました。
今年も暑かったからか、花の咲き方まで異様です。
また、今年は蚊を見かけません。九州ならきっと蚊に刺されると思って、お薬まで持って行ったけど、まったく蚊がいませんでした。へんですね???
さあ、私の夏も、もうこれでおしまい。あとはまたお仕事、お仕事になりそうです。
窓の外から、元小学校で行われている夏祭りのカラオケの声が響いてきます。
祇園祭で始まり、学区の夏祭りで、地元の夏ももうおしまい。
【この夏のその他の収穫】
体重がせっかく減ったのに、お盆と旅行でまた3キロも太りました
ダイエットは、食欲の秋の課題になりそうです