先週火曜日(19日)は、フラとタヒチアンの新年会でした。
場所は、私が小学校時代に通った小学校のすぐ近くにある粟田山荘。
今は京都ホテルオークラの別邸になっています。
京への出入り口としてはいくつかの「口」と名の付く場所があるのですが、そのひとつ、粟田口にあります。お隣りは、門跡寺院の青蓮院。
270坪の庭園は、まるで山の中にいるように、傾斜状になっていました。春には桜が咲くようで、夜桜ライトアップもされているようでした。傾斜状になっているそのすり鉢型の下の方に座敷、茶室、大広間があります。
ここでの京都ホテルオークラのお料理は、ミシュランで7年連続星を獲得した本格会席。でも、お昼には、お弁当やミニ会席も用意され、敷居はちょっと下がって、こうしてフラとタヒチアンの新年会でも楽しめるようになっていました。
まだまだ冬枯れの景色。この日は冷たい小雨も降っていました。
二段重ねのお弁当に、いろいろお料理が追加されてきました。
このおつゆ、とても美味しかったです。
そして、最後は抹茶。やはりいいものですね。
教室のお食事会は、毎回お昼なので、なかなか参加できませんが、今回は粟田山荘ということだったので、なんとかお休み取りました(毎回、和風のなかなか行けそうにないお料理屋さんで行われるのです)。
私の通っていた小学校のすぐそこ、ではありましたが、小さい時は無関心でしたので、知りませんでした。京都ホテルオークラの別邸になったのは、それほど昔ではなく、私が小学校に通っていたころは、粟田山荘というどこかのお屋敷、ということはなんとなく聞き知っていたのですが、もう少し粟田山のほうに上がるのかなと思っていました。でも、意外なことに、ぜんぜん山に上らない、粟田山の山のふもとのお屋敷でした。とてもうまく作られていて、まるで山の中にいるようでした。
このあたり、そして、すぐ近くの岡崎のあたりには、政治家やお商売で財を成した方たちのみごとな別邸がいくつかあるのですが、なかなか入れませんので、こういうふうにホテルが別邸にすることはいいことかもしれません。
また、私が小学校に通っていたころ、この粟田口には、大きなお屋敷がいつくかあったのですが、今ではわずかに残っているか、門構えだけ残してあるか、だけになっているところが多いのです。消えてしまうよりもこうして残っているのは貴重なことです。
粟田山荘は、入り口も小さくてひっそりしていて、まさかこんなに広い立派なお屋敷とは思えないような様子に作られていました。