雑感 141 ~初めての子守り~


  年末、初めて、2歳半になる孫のお守りをしました。パパとママは年末30日まで仕事があったのですが、保育園は28日でおしまい。それで、29,30日の二日間、私が助っ人で大阪までお守りに「出張」しておりました。

 一人でお守りは初めてで、朝から緊張

 5時過ぎに起きて、6時過ぎに家を出て、市バス、京阪、JR、タクシーと乗り継いで、城東区の息子の家まで行きました。

 朝早いので、空はまだ真っ暗。お月さんもお星さんも出ているのです。京阪に乗っていると、ようやく夜明けを迎えるのです。初めて厳粛な気持ちになって夜明けを見ました。太古の時代から、というか、この地球ができた時代から、こういうふうに山の上の空が地球規模で次第に明けていく、なんと雄大なことか、地球、ひいては宇宙の偉大さを実感するような思いでした。こういうのを見ないといけないのですよねえ・・・。

 さて、家に着くと、いよいよ子守りの始まり。孫のAOIちゃんは、すぐに私に慣れてくれて、絵本を読んだりしていたのですが、いよいよ私が最も苦手と思っていた「お外遊び」をせざるをえない時間に・・・。

 近くの公園に出かけたのですが、年末なのに、ここ数日はほんとに暖かで、29日も30日もポカポカ日和でした。

 大阪にきて、ああ、京都とちがうなあ・・・と最も思えたのは、5分に1回ぐらいは、ご~~~っという音とともに、飛行機が空を飛んでいくことです。



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 この飛行機はまだだいぶ高いところを飛んでいますが、もっともっと近くに飛行機のおなかが見えたりすることしばしば。

 こんなに飛行機が飛ぶんだなあと、大阪に来るたびに京都とのちがいを感じてしまうのです。なんせ、京都には空港がありませんので。

 ほんとにいいお天気で、空も真っ青青。雲一つない暖かい暮れでした。


 砂場で孫が遊んでいる間、私はのんびり過ごしました。足元がポカポカしてくるのです。そこで、砂場で腰かけながら、ここはハワイ、ワイキキの砂浜だ~と思うことに。

 そうしたら、ほんとにのんびりとした幸せな休日の気分になっていったのです。Oh、この解放感・・・

 AOIちゃんは必至でかばさんにひとりでよじ登り、私は今年も行けなかったワイキキの砂浜気分を空想


 
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  AOIちゃんも自分の力でよじ登れて満足。何度も何度もよじ登っておりました。私もすっかりハワイの休日気分で満足。あんなにいやだった外遊びの時間も、けっこうのどかないい時間に感じられました。

 暖かいとこんなにポカポカしてお陽さま浴びて、ハワイと同じような解放感に浸れるんだ~。

 滑り台もいくつもあり、何度も何度も滑っておりました。ポカポカしながら見ていましたが、いっしょにすべろうよ~と言われ、いっしょに滑ったりもして、それなりにおもしろかったことです。

 二日目は、2時間半たってもまだ帰らないと言い張り、とうとう、「ばあばはあっち行ってて。ブランコのところ、行ってて。もっとむこう。ブランコのとこ、行ってて。」と言って、帰れという私を離し、いつまでもいつまでも遊んでおりました。

 でも、なんせお陽さまがポカポカしてるので、ほんとに気持ちよくて、まったく退屈せず、過ごすことができました。ブランコのところに行ってろと言われたので、ブランコに乗っていたら、車酔いしたみたいになりました。子供時代はあんなに漕いで乗っていたのになあ・・・。

 家で子守りに疲れないようにと、息子がDVDをいろいろ用意しておいてくれました。絵本にも飽きると、アニメタイム。一日目は「となりのトトロ」。久しぶりに私も全部通してみましたが、ほんとにいい映画でした。AOIちゃんは何度も見ているので、メイになりきって、自分もセリフを言ってお芝居してます。畑のきゅうりを食べるシーンでは、「きゅうり!きゅうり!」とせがみにきます。どうもここではきゅうりを与えないといけないようなのですが、きゅうりなんて、ない!AOIちゃんはふきげんになっていましたが、すでに場面は変わり、次のシーンへ。映画が終わるまで、メイになりきって、お芝居しておりました。私は私で、いい映画だなあと感心しながら楽しめました。

 二日目は、アンパンマン。このDVDはまずかった

 AOIちゃんはアンパンマンが大好きなのですが、一つ終わると、CMなしで次のお話が始まるのですが。結局4作続きで見てしまうわけです。これで終わり、というと、今度は、画面が4つのお話の選択画面になるのです。「これ~!」とAOIちゃん。もうおしまい、と私。みる~~~!とAOIちゃん。結局際限なく続くので、これはたいへん。アンパンは困る。あとでお嫁さんに話していたら、次の話に行く前にタイミングを計って、パッ!!と切ってしまう早わざがいるんだそうです。なるほど・・・。

 一日目はほんとに気疲れして、帰りの電車の中では頭痛ガンガン!でしたが、翌日はだいぶ慣れて、ハワイの休日、ワイキキ~などと思いつつ、お陽さまにポカポカしてもらいながら過ごしておりました。

 今年の年末もまた子守りの年末となると思いますが、暖かい年末でありますように。

 自分の子は、仕事をしていたので、母に任せっぱなしだったので、子守りは苦手だったのですが、今回、だいぶ子守りに慣れ、ちょっと自信つきました

 猿の生態のテレビ番組を見ていたら、愛されて育った身分の高い雌猿の娘は、いろいろな雄ざるからも愛されて幸せになっていくのに、最も身分の低い雌猿から生まれた娘は、誰からも大事にしてもらえず、いじめられ、雄からも嫌われ、悲惨な人生をたどるのです。

 そのテレビ番組を見たお正月、小さな子は大事に愛情かけてあげるのが大人の役目だとものすごく責任を感じました。

 虐待される子供が多いことに胸痛みます。また、飢餓で苦しむ子や、紛争でつらい思いをする子たちにも胸が痛みます。

 猿の生態が教えてくれることを大人たちが責任感じて、これから将来に向けて生きていく子供たちにいっぱい愛情をかけてあげる何かに少しでも関われればと思いました。第二の仕事、何かそういうことにちょっとでも関われればと思うのです。