「少女」だったころ、「二十四の瞳」の本でこの言葉を知りました。
最近では台風の時期がずれ、9月1日、9月10日ごろに台風はあまり来てなかったのですが、昨日は久しぶりの二百二十日の台風でした。
小さい台風だと思っていたのに、関東や東北のほうでは大雨がもたらした川の決壊が大変な災害を引き起こし、テレビのニュースに流れる映像を見ては、このところの気候の異変、災害の大きさが気になってしまっています。
京都のきょうは、台風はそれたとはいえ、まさに台風一過の秋晴れ。関西のように、被害がなければすがすがしい秋の訪れなのですが・・・。
こちらでは、台風が通り過ぎた後、風と空の様子がすっかり秋に変わったみたいです。昔の台風の時期を思い起こすような季節の移り変わりを感じさせられます。
朝方もめっきり涼しくなり、雨も上がったので、きょうから久しぶりにウォーキングの通勤に切り替えました(真夏はバスで涼しく通っていましたが)。リュックを背負って、ウォーキングシューズで歩くのも久しぶりのことでした。
フラとタヒチアンもまた本格的に始まりました。秋からは両手に楽器を持っての踊りです。
フラでは、プイリをはじめて教わりました。ハワイの竹に細い切り目を入れて作った楽器です。
二本の、切込みを入れた竹を打楽器のように打ち鳴らすことで、シャッ、シャッ、シャッ、シャッという音がします。自然のもので作られた音って、なんてすがすがしいのでしょう。踊っていると、さわやかな風を感じさせるような音です。
また、手元の切込みが入っていない両端をコンコンと合わせて打つと、
やさしいいい音がするのです。
シャッシャッシャッ、シャッシャシャ、シャッシャシャ、
コンコン・・・。
踊りながら、自然の風が感じられるような音を出すことがとても楽しくなります。
また、タヒチアンでは、今回のオテア(打楽器に合わせて踊るもの)は、イイを使っての踊りです。
ハワイ島キラウエア火山の女神ペレがとても魅力的な男性に恋をして、結婚をしようと思ったのに、断られてしまいました。怒ったペレは、彼をオヒアという醜い木に変えてしまったのだそうです。それを知ったオヒアの恋人レフアは毎日その木の横で泣いていたら、かわいそうに思ったほかの神様たちが、レフアがずっとオヒアと一緒にいられるようにと、かわいい赤い花に変えてあげたのだそうです。そのため、レフアの花を摘むと、オヒアと離れたくないレフアが悲しんで、彼女の涙が雨になって降るのだそうです。そんな話を、ハワイ島に行ったとき、オヒアレフアの木と花を見ながら聞きました。
手に手にみんながイイを持って踊っていると、まるでレフアの花が咲き乱れているかのように彩り華やかでした。
激しく踊りましょう~!と先生の指導のもと、みんなものすごく激しくイイを振り、腰も振ったりまわしたりしたところ、レッスンが終わったら、床一面イイの糸くずのような繊維が散らばってたいへんなことに。
「このクラスが一番散らかるのがすごかったです~。よくがんばって踊ったということですね~。」と先生。「でも、あまりにも散らかりすぎ~。お掃除してくださ~い。」と言われて、みんな、はいつくばってガムテープでお掃除しました。
秋からフラもタヒチアンも新しい楽器を習い始めたわけですが、二種類一気にやるとこんがらがってしまうかなとも思いましたが、それぞれがおもしろくて、こうして元気に新しいことを習えるのがとてもうれしことでした。
自然のものを使って踊ると、さわやかな風が吹いてくるのを感じさせられました。
気の早い話ですが、今年のクリスマスパーティーでは、タヒチアンはこのイイを使ったオテアを踊ることにしましょうということになりました。
12月25日です。彼氏のいる人はどうもあまり参加されません。彼氏のいないある人いわく、「このクリスマスパーティーのおかげで毎年クリスマスを独りでさびしく過ごさなくていいから助かります~」
その彼女に先生いわく、「もう何年もクリスマスいっしょに過ごしていますね~。大きな女子会やね~」ちなみに先生は結婚されてますので、クリスマスはご主人がひとりのクリスマスを過ごされているのかしら?
でも、この日は、家族も友達も招待できるのです。そして、子どものフラであるケーキ・フラも企画される年もあります。
9月なのに、もうすでにクリスマスパーティーの参加者は何を踊るのか、そんなことが話題にもなった秋の初めのレッスンでした。