神戸deお散歩 101 ~三ノ宮近辺~

 
 
                 ~神戸 三ノ宮近辺~
 
 大学時代にお世話になった先生が、80歳を迎えられ、傘寿のお祝いの会に出かけました。
 
 退職後は、神戸の大学のオープンカレッジで、月2回の講座を持っておられたのですが、80歳になったのを機に、辞められることになり、きょうがその最後ということで、無料の公開講座ということになったそうです。その講座のあと、神戸・北野界隈にあるホテルでお祝いの会がありました。
 
 
         少し早めについたので、生田神社を訪ねました。
 
 
 
 
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 この神社の裏側に、生田の森というのがあり、ここは、平家と源氏の戦いの跡地なのだそうです。
 
 
 
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 森の中に入ってみると、ここだけ、小鳥のさえずりがあちこちから聞こえてくるのです。小鳥のさえずりのシャワーを浴びてるみたいでした。
 
 
 
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 ひとりでのんびり散策した後、ぶらぶら歩いていると、コーヒー店
 
 にしむら珈琲店というお店です。後で聞いたのですが、神戸では有名なお店のようです。
 
 珈琲は京都のイノダコーヒとよく似ていました。
 
 
 
 
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                  アンティークな建物。
 
 
 
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 さて、お茶の時間のあとは、大学時代の先生の講座を聴きました。「昭和文学の光と影」という演題で、横光利一川端康成の文学についての話でした。
 
 せっかく神戸までお勉強に行ったのですから、この冬、横光利一の「旅愁」「上海」と川端康成の「雪国」をじっくりと読んでみたいと思いました。
 
 講演会場からお祝いの会のホテルまで歩いて行ったのですが、行き道に、風見鶏の館に寄りました。
 
 ドイツ人のお屋敷だったそうです。震災のあと、修繕が施されたのか、外壁は新しく、きれいな館でした。
 
 北野のあたり、やはりお洒落ですね。
 
 
 
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 午後から夕方にかけての数時間でしたが、夕陽のさし始めた神戸の街で、昭和文学についての講演を聴いたり、おしゃれな街を歩いたり。
 
 お祝いの席では、いろいろな学校の教え子たちがたくさん集まりました。座席は同じ学校の同窓生だけで集められていました。同窓生というだけで、すぐに打ち解けて、親しくなれるというのはおもしろいことです。急に親しい人たちが増えました。
 
 また、ちがう学校の卒業生の方たちとも親しくなりました。この学校の時代は先生はやさしかったんだ~、この学校の時代は先生、厳しかったんだ~~と先生のちがう面をお互いに知ったひとときでもありました。
 
 ちょっとしたゲームとして、テーブルに紙が配られ、「来年の自分に向かって、漢字を一つ書いてください」というのがありました。
 
 みんないろいろな字を書きました。
 
 私は、「柔」と書きました。これからは、「柔軟」で「柔和」な人にならなくてはね、ということで。
 
 私のお隣の人は、「満」と書かれていました。心が満ちる、ということ、なかなかなかったので、と言っておられました。
 
 いろいろな漢字が出てきました。漢字一文字で、いろいろな話をそれぞれから聞いたのですが、なかなか楽しかったです。
 
 神戸の講座はきょうで終わりということでしたが、私が通っている、大阪での講座はあと1年続きます。この1年で、近代から現代にいたる文学の流れを勉強することになっています。来年は、最後の講座の一年になりそうです。できるだけ多くの本を読んでから参加したいと思っています。
 
 大学の時の先生に、今でもまだ講座を聴けるということ、これは貴重なことですね。これからも大事に参加していこうと思います。