来年の3月の終わり、ハワイに行く予定ですが、今回はマウイ島のラハイナを訪ねてみたいと思っていたので、この曲を踊るのはとても楽しみです。
ラハイナの愛しの我が家は、素敵な花の香りに満ちていて、ココナツの木に囲まれた威厳のある佇まいなのだそうです。穏やかなそよ風の中の美しいおうちは、波打ち際にあるようで、明るい月と波のささやきが聴こえるのだそうです。愛しい我が家、ラハイナ、喜びに満ちた幸せ、と言った思いを歌ったものです。
「幸せ」を表すのに、両手を広げて、そのあと胸のところで両手をクロスするのですが、少し両肩をあげることで、とっても幸せな感じが表せますと先生に教えてもらって、そのようにしたところ、確かにとても幸せな感じがしました。ちょっとしたしぐさで、踊りって変わるのですよね。
喜びに満ちていることを表すしぐさは、口元に両手を持って行き、手を口元でひるがえすのですが、それだけで、また、とても満ちている感じが出るのです。素敵な踊りです。
この踊りは、4年ほど前にちょっと踊ったことがあるのですが、きちんと習っていなかったので、今回教えてもらうのをとても楽しみにしていました。比較的やさしい踊りなのですが、ちょっとしたしぐさでぐんと踊りも変わるので、今年はそういう丁寧な踊り方を教わっています。
さて、先日、カウアイ島のことをテレビでみました。カウアイ島は、世界一雨の降る島なのだそうです。激しい雨がしばしば降って、洪水のように水浸しになることもしばしばだそうですが、島の人たちはそれでも雨が好きなのだそうです。
雨は神さまの恵み。雨が降れば、濡れればいいのだし、水浸しになればざぶざぶと歩けばいい、という暮らし方なのだそうです。
そういえば、ハワイ島に行ったとき、バスの運転手さんが、「日本人はちょっとした雨でもたいそうだから困ったものだ」と言っておられたのを思い出しました。
こういうことだったのか、と思いました。
そうなのですね。こういう考え方って、なかなか素晴らしいことです。神さまがもたらしてくれる恵みの雨でタロイモがたくさん収穫できるのですから。
フラの曲に、「ナニワイアレアレ」というのがあります。「ナニ」は美しいという意味。「ワイ」は湿地帯。
ワイアレアレはカウアイ島にあるのだそうです。ワイアレアレの山に登ると、虹が山の下の方に見えるのだそうです。とても美しい景色でした。こんな美しい自然を神さまが恵んでくださっているのですから、雨は喜んで楽しめばいいのだそうです。
私もこれからは、雨降りでもいやだなあと思わず、楽しんで傘をさして歩くことにします。大切な恵みの雨なのですものね。
フラを習うことを通して、こういうハワイの人たちの崇高な考え方に関心が持てるようになり、大切なことを教えられます。