南座の舞台を経験してきました。
花道を歩いて舞台へ
豪華な天井
花道の突き当りは、鳥屋(とや)と言います。
花道から出てくる俳優や、舟・駕籠などの乗り物が出番を待つ場所です。
鳥小屋のように小さい部屋なので、この名がついたとか。
鳥屋の幕には穴が開いていて、ここから舞台を見て、出番を待っているのだそうです。
花道の舞台近くにあるこの場所は、「すっぽん」と呼ばれるところ。
舞台が下りて、ここから役者さんが登場します。
ここは、妖怪や何かの精、お化けなどが登場する時に使われるのだそうです。
舞台にも上がるところと下がるところが。両方とも経験してきました~
こんな感じに、上がったり下がったりします。
舞台が下がったところを奈落というそうです。
こんなふうになっていました。
これは舞台が上がったところ。
また、舞台には、丸く回る部分もあります。後ろ側には次のシーンの大道具などがセットされ、回り舞台ですぐに次のシーンに早変わりするわけです。
「せり」というようですが、舞台で1周回ってきました~
さて、舞台に立って気がつくことですが、意外にも舞台からはどの席もはっきり見えるのです。
3階席もはっきりよく見えます。歌舞伎は、灯りが少しついていますから、、居眠りしてたら、役者さんから見えているようです。
幕が下りるところです。幕の裏には、「火の用心」の文字が。
昔はよく火事で芝居小屋が焼けたから、このように書かれているのだそうです。
最後に、「チョンパ」というのを経験させてもらいました。「チョン」という音がしたら、「パッ」と灯りがつくのです。これは、電灯がつくようになってからの演出方法です。
真っ暗から、突然、「パッ!」ととても明るくなります。客席から役者さんたちが突然パッと明るく見える演出です。なかなかまぶしいものでした。そして、足元の電灯も結構明るくて、熱いのです。
ミュージアムの小部屋には、いろいろな道具が展示されていました。
波の音を作る道具
最初はちょっとずつ、そして、ざざ~~っ
雨の音を作る道具
いろいろな雨の音がこれで出せます。
なかなか感じ出ます。