モキハナ Mokihana の実で作られたレイ
(ネットの画像より)
モキハナは、カウアイ島の島の木で、花が咲き、実がなります。
モキハナの花だそうです。
(ネットの画像より)
実はグリーンで、つながれてレイにされ、柑橘系のとてもいい香りがするそうです。フラでは、この花の美しさをうっとりと愛でる歌を踊ります。
カウアイ島の島の色は紫。
今回の衣装は、教室で新しく作られるオリジナルのパウスカートを申し込んであるのですが、まだ何色になるのか決まってないそうです。
カウアイ島の色の、紫だといいのにな。
レイには、モキハナらしいのがないと思っていたので(どうもあるみたいなので、きいてみたらよかったなあ・・・)、葉っぱのレイにすることにしました。
モキハナは、マイレという木の葉っぱと一緒にレイにされることがあるので、マイレのような葉っぱのレイです。
(ネットの画像より)
レイは、黒色です。昔は、実は腐るととても臭いそうで、それをレイにして魔除けにしていたそうです。
(ネットの画像より)
一番西の島がニイハウ島。この島では花ではなくて、白い貝で、ププ Pupu です。島の色は白。
お隣の島がカウアイ島、その横がオアフ島、そのお隣がモロカイ島、その下の方にある小さい島がラナイ島。島の花はカウナオア Kaunaoa、島の色はオレンジ。
お花は白いかわいい花が咲き、
レイでは、オレンジ色の茎を編んで作るようです。
女神ペレが、それぞれの島のビーチに、贈り物として置いていったのだとか・・・。
(ネットの画像より)
モロカイ島のお隣は、日本人に人気のマウイ島(「この木なんの木」のモンキーポッドの木がたくさんあるようで、それを観に行くツアーが日本人だけが喜ぶツアーなのだそうです)。島の花がロケラニ Lokelani という小さなピンクの色の薔薇。
その下の方にある小さな島はカホラヴェ島。島の花は、ヒナヒナ Hinahina、島の色はグレーです。
大きな島ハワイ島は一番端っこ。
それぞれの島の花や茎や葉っぱや実や貝で作られたレイは、王族など高貴な人のみが公式の場で身につけるものだったりしたようです。
ところで、マウイ島の下にある小さなカホラヴェ島ですが、この島は、立ち入りが禁止されている島です。
アメリカ軍が第二次世界大戦の時に、爆撃の練習の的にしていた島だそうで、今や不発弾がたくさんあって、観光客は立ち入ることができなくなっている島なのです。宗教的なことで、ハワイアンの人たちが必要に応じては島には入れるようですが、とても危険な状態だそうです。
ハワイは、観光旅行をするには最高の「楽園」です。私も行った途端にお肌はぷるんぷるんしたし、海もサンセットもそれはそれは素晴らしかったし、食べ物は美味しいし、夜遅くまでお買い物をして楽しむこともできました。
でも、その裏には、アメリカが占領し、基地にし、観光地として開発するたびに、地元のハワイアンの人々は、ハワイの文化を失わされ、公用語も英語に変えられ、サトウキビ畑を作るためにはタロイモ畑を壊され、ホテルを建てるためには住んでいたところを追い出され、軍事基地になって放射能汚染さえ進んでいるという話もあります。
楽しんで帰ってきてから、いろいろな本を読んで、とても憂鬱になりました。
私たちが楽しんできたあの素敵な景色は、タロイモ畑を埋め立てて南国の木々を仕事で疲れた先進国の旅行者が喜ぶように植えて、まるでディズニーランドを作るように計画的に作られた観光地だったようだし、ハワイアンの人々は仕事も家もなくし、テントに住んでホームレスにもなっていたようです。
読めば読むほど罪悪感を感じてしまったのですが、せめて、昔のハワイの人たちが大事に考えていたことをできるだけ知って、またちがった思いで、次回はハワイを旅してみたいと思うようになっています。