ピオニーの香りのシャンプーとリンス
ピオニーとは、芍薬(しゃくやく)の花だそうです。
入れものがかわいかったので、Afternoon Tea(大丸4階)のお店で買いました。
買ったころはまだ夏の初めのころ。私はいつも薔薇の香りのするシャンプーが気に入っていて、そればかり使っているのですが、そのころ、このピオニーのシャンプー・リンスはぜんぜんいい匂いだとは思いませんでした。
ところが不思議なものです。季節や気分が変わると、突然、とてもいい匂いに変わるのですから。
毎日35度の酷暑には、このピオニーの香りはとてもさっぱり感のあるさわやかな感じで、気分のよくなる香りが広がりました。
昔むかし、神さまが “ピオニア”という名前の妖精をとてもかわいがっておられたのだそうです。ピオニアは、優雅で美しく、誰もが心を奪われる妖精だったとか。
ある日、それに嫉妬した女神は、ピオニアに魔法をかけて、千の花びらをもつ花へと姿を変えてさせてしまったのだそうです。
それがピオニー。
「ピオニー」の花は、風水では「富と名誉と愛の象徴」と言われているのだとか。
千の花びらという、ゴージャスな感じのする伝説が残っていますが、ピオニーのシャンプー・リンスは、涼しげでさっぱりさわやかな甘い匂いでした。
そして、このシャンプー、保湿成分が含まれているようで、洗い上がりが実にしっとり、しかもさらさら。
この夏は、ピオニーのシャンプーとリンスを使って、さっぱりさわやかでほのかに甘口のお風呂タイムを楽しもうと思います。
匂いは、季節や気分によって好みが変わるようです。その時その時の気分にあった匂いをいろいろそろえておくと、ちょっといい瞬間が味わえそうです。
また、ベランダで摘んだ花をテーブルに飾っていますが、ハーブであったり、くちなしであったり、バラであったりと、こちらも時々顔を近づけると匂います。
小さな小さな花ですが、目で見て、匂いで、こちらもまた、ささやかな楽しみになっています。