以前から一度行ってみたかった仁和寺にやっと行ってきました。教科書に出ている、例の「仁和寺にある法師」の昔話に出てくるところ。
平安時代、仁和という年号の時に建てられたので、仁和寺と呼ばれるようになったのだとか。
真言密教のお寺。写経もできる場所がありました。
美しい絵が描かれた戸や襖。
このお部屋で先日竜王戦が行われたのでしょうか。
お庭も少し色づいてきれいでした。
仏様が安置されているところ。
そういうと、大覚寺もこんなふうだったなあ。
今、特別展が開催されてる金堂の方へ
お寺の中心部の金堂です。
このお部屋に国宝の仏様が安置されてるとか。
お寺の、とてもお話の上手なお坊様からお寺のことや、この金堂の裏側に描かれた5体の明王についての説明を聴きました。
平安時代に建てられたものの、応仁の乱ではこのお寺も戦さに使われて、火が放たれ、すべて壊されてしまったのだとか。
その後は場所を変えてひっそりとお寺を守っていたのだけれど、江戸時代に入るともう壊されることはないだろうということで、もともと仁和寺が建てられていたところに再建されたのが、今の仁和寺だそうです。
今、ちょうど金堂の裏側、本来、物置部屋の壁に描かれた5体の明王の絵が公開されてます。
裏側から仏様を守っている明王たちなのだそうです。
お日様が当たらないので、一度も修繕されてないのに色あせもあまりなく、絵がそのまま残っているということが、先日ニュースで紹介されてました。
顔や手が複数描かれた明王。その周りには赤い火🔥🔥🔥が囲んでます。
悪者からこの世を守る足や手足が6人分ついてる明王とか、憩わせてくれる明王、リーダーの明王、仏教を攻撃してくるものから守ってくれる明王、悪者を食べてくれる明王など、様々な明王が、この世において、金堂の裏側から守ってくれているようです。
真言密教にはいろいろなストーリーがあっておもしろそう。
今日はわりと空いていて、ゆっくり観られたのが何よりでした。
たしかにお寺の落ち着いた雰囲気や芸術的な美しさは外国の人に人気があるのが分かるような気がするします。日本人でもいい空間だなあと思いますから。
とにかく観光地は混みすぎて、とても行く気になれないのですが、ゆっくり観られるところを選んで訪ねると、いい時間が過ごせるものです。
バスで往復しましたが、普段あまり通らないところや、久しぶりに懐かしいところを車窓から見るのもとてもいいものでした。
お昼過ぎに帰り、近所のベトナム料理店でランチも楽しみました🎶