京都deお散歩 70 ~春の花 満開~

 
 
               職場のハクモクレンも満開            
 
 
 
イメージ 1
 
 
 
  モクレンとこぶしのちがいは、花が全開するか、しないかだそうです。モクレンは、こんなふうに全開しないのだそうです。そして、花びらは、太陽の光を受けて、南側が膨らみ、花の先は北側を指すのだそうです。なるほど、その通り     
 
 きょうはとても寒い日でした。気温は10度ぐらいしか上がらず、またまた冬服装。
 
 それなのに、帰り道、高瀬川の川の上でお花見をしているひとたちが・・・。
 
 
                    さむ~~っ
 
 
イメージ 2
         
 
 
       和服姿の若い人たちをこのごろよく見かけるようになりました。
 
 
 
イメージ 3
 
 
 
 きょうは、仕事の帰り道、桜が咲くころ、ぜひとも行ってみたいと思っていたカフェに寄って、桜を見ながらお茶とケーキをいただき、今日明日中に読まなければならない本を1時間ほど読んでから帰ろうと思っていたのですが、そのカフェは、超満員。少し外れたところにあるのに、みなさん、よくご存知なのですね。
  
 
            五条高瀬川沿いの
 
                 cafe et patisserie KAN
 
              (きょうのおやつ 26をご覧ください)
 
イメージ 4
 
 
 しかたがないので、まっすぐ家に帰ることに。
 
 コーヒーを入れて、おみやげにいただいた屋久島産の安寧芋をレンジでチン!
 
 おうちカフェで本を読むことに。
 
 
 
イメージ 5
 
 
 濃い黄色の安寧芋。ほくほくして美味しかったです。
 
 焼き芋にすると美味しいのでしょうけど、残念なことに、焼き芋を作るお鍋を、もう使わないかなあ~と思って、捨ててしまったのです・・・
 
 でも、レンジでチン!もなかなか美味しくできました。
 
 昔、鹿児島で、太くて、皮の色が白っぽくて、オレンジ色の焼き芋を食べたことがあるのですが、とても濃厚な味で美味しかったのですが、あれも安寧芋だったのでしょうね。京都にはまだ売ってないようなお芋でした。すごく美味しくて、鹿児島といえば、あの焼き芋を思い出します。
 
 種子島屋久島で作られているようです。
 
 さて、今日明日中に読まないといけない本というのは、壇一雄の「リツ子・その愛」です。
 
 壇一雄生誕100年を迎え、いつも通っている現代文学の講座では、「リツ子・その愛」「リツ子・その死」「火宅の人」を4月から6月にかけて講読することになりました。
 
 壇一雄は、壇ふみのお父さんということでしたが、「近代最後の無頼派」とか言われていたこともあり、ちょっと近寄りがたいかなぁ…などと思って、読んだことなかったのですが、今回、読んでみると、最初の1ページ目からなんとそれはそれはいい文章で始まる小説でした。
 
 私小説なのですが、作者の人格の品性のよさがうかがえるような作品といった感じさえ受けました。なんて、品のいい、いい文章を書く「無頼派」さんなのだろうと思ってしまいます。
 
 太宰治もお仲間の無頼派さんですが、やっぱり文章がとてもいいし、品格があります。 
 
 こんなにいい作品なのに、すでに絶版となっていて、またまたインターネットの古本を買うことに・・・。
 
 現代文学の講座を受けてからというもの、よく絶版ものを読むことになるので、ネットの古本を買う機会が増えました。この頃は、古本と言っても、なかなかきれいにして送ってもらえます。
 
 今回はちがったところから2冊買いましたが、どちらもブックカバーをかけて送られてきました。
 
 
イメージ 6
 
 
 いい作品があるのに、すっかり本屋さんには置かれなくなってしまっている本が増えていきます。残念なことです。
 
 福永武彦の本も、よく現代文学の講座で読むのですが、この作者のものも絶版がとても多い。たまたま大学のころに買ったものがあるのですが、文庫本って、昔のものは字も小さいし、汚くなって読みにくくもなります。新しい本で読みたいと思ってももはや売ってない。
 
 じっくり読む本が売られなくなっていくというのは、残念なことです。