《黒糖作り in 沖縄》
お花が咲くというのは、さとうきびの命がピークに達したということで、12月の終わりから3月にかけて、さとうきびの収穫の時なのだそうです。
昔は沖縄にも田んぼがたくさんあったのだそうですが、アメリカ軍によって、藪蚊が発生するという理由で、田んぼが次々に壊されて、そこでしかたなく、さとうきび畑に変えていったのだそうです。
葉っぱで染めると美しい緑色に、花で染めるとかわいいピンク色に染まるのだそうです。
染めものもしてみたいものですが、今回、私は、さとうきび畑で、さとうきびを収穫し、黒糖を作るという体験をしてきました。
畑仕事をする人のことを、「はるさー」というのだそうです。「はる」は畑のこと。ちなみに、猟師さんは「うみんちゅう」。
鎌で葉っぱを削ぎ、茎のところを斜めに切り落とし、その茎は、今度はなたで根っこのところを上から、がん!と切りつけます。
あっさり甘口のジュースが吸えます。
なんて、美味しい!!
収穫したさとうきびは、絞り機にかけると、ジュースが絞り取れます。
絞りかすは、燃料に使えるのだとか。
反対側からジュースが絞られていきます。
5時間かき混ぜながら煮詰めます。
生姜の入った黒糖をつくるために、生姜を大鍋に入れておきます。
固まってきたら、熱いお鍋から生姜の入ったお鍋に移し替えます。
再びかき混ぜて
型に移し替えます。
固まったら、できあがり。
生姜の味がすごくして、ものすごく美味しい!!
後味がぜんぜん甘ったるくなくて、純粋の黒糖は、真っ黒で、すごく美味しい。
お鍋に残ったのも、さとうきびの茎でさらえました。なんて、美味しいこと!
さとうきびは、芽の出ているところを残して切って、それを
植えるのだそうです。
真ん中のぷつんとしたのが、芽
ミネラルたっぷり、からだにとてもいいお砂糖をおみやげにもらって帰りました。
お世話になったおじさんたち、ありがとうございました。
私たちは、いいところだけ、ちょこっとだけお手伝いしただけで、5時間かき混ぜ続けてくださったのは、おじさんたちでした~。