きょうのひと品 44 ~黒糖作り in 沖縄~

 
     
       《黒糖作り in 沖縄》
  
            12月の沖縄は、さとうきびの花盛り
 
 
 
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 お花が咲くというのは、さとうきびの命がピークに達したということで、12月の終わりから3月にかけて、さとうきびの収穫の時なのだそうです。
 
 昔は沖縄にも田んぼがたくさんあったのだそうですが、アメリカ軍によって、藪蚊が発生するという理由で、田んぼが次々に壊されて、そこでしかたなく、さとうきび畑に変えていったのだそうです。
 
 
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 さとうきびの花と葉は、ウ―ジ染に使われます。
 
 島唄歌われている「ウージぬ森」は、さとうきび畑のこと。
 
 葉っぱで染めると美しい緑色に、花で染めるとかわいいピンク色に染まるのだそうです。
 
 
 
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 染めものもしてみたいものですが、今回、私は、さとうきび畑で、さとうきびを収穫し、黒糖を作るという体験をしてきました。
 
 畑仕事をする人のことを、「はるさー」というのだそうです。「はる」は畑のこと。ちなみに、猟師さんは「うみんちゅう」。
 
 鎌で葉っぱを削ぎ、茎のところを斜めに切り落とし、その茎は、今度はなたで根っこのところを上から、がん!と切りつけます。
 
 
 
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             切り落としたさとうきびの茎を鎌で削ると、
             あっさり甘口のジュースが吸えます。
 
             なんて、美味しい!!
 
 
 
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     収穫したさとうきびは、絞り機にかけると、ジュースが絞り取れます。
 
 
 
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              絞りかすは、燃料に使えるのだとか。
 
 
 
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            反対側からジュースが絞られていきます。
 
 
 
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     このジュースに凝固剤として消石灰水酸化カルシウム)を混ぜて
     5時間かき混ぜながら煮詰めます。
 
 
 
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      生姜の入った黒糖をつくるために、生姜を大鍋に入れておきます。
 
 
 
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      固まってきたら、熱いお鍋から生姜の入ったお鍋に移し替えます。
 
 
 
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                  再びかき混ぜて
 
 
 
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                  型に移し替えます。
 
 
 
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                     固まったら、できあがり。
 
 
 
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           生姜の味がすごくして、ものすごく美味しい!!
 
 
 
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 後味がぜんぜん甘ったるくなくて、純粋の黒糖は、真っ黒で、すごく美味しい。
 お鍋に残ったのも、さとうきびの茎でさらえました。なんて、美味しいこと!
 
 
 
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         さとうきびは、芽の出ているところを残して切って、それを
         植えるのだそうです。
 
 
 
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                真ん中のぷつんとしたのが、芽
 
 
 
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 ミネラルたっぷり、からだにとてもいいお砂糖をおみやげにもらって帰りました。
 
 お世話になったおじさんたち、ありがとうございました。
 
 私たちは、いいところだけ、ちょこっとだけお手伝いしただけで、5時間かき混ぜ続けてくださったのは、おじさんたちでした~。