ぱんdeおしゃべり 24 ~豆乳とお豆腐のパン~

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美味しいパンを焼きましょう!

豆乳とお豆腐のパン

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 嵯峨野の祇王寺に行きました。

 嵯峨野はお豆腐の美味しいところ。きょうは新鮮なしぼりたての豆乳とお豆腐だけで練った山型食パンを作ってみました。

 もっちりとしたお豆腐味のパンです。

ぱんdeおしゃべり******************************************************

 嵯峨野の竹林の小路をだいぶ歩いて、祇王寺まで。

 ここは、平家物語に語られる祇王という清盛の寵愛を受けた白拍子が、清盛の愛を失って家を出されてから、母と妹とともに出家してひっそりと住んだと言われる住まいの跡です。

 お部屋には、瀟洒な吉野窓、別名虹窓と言われる竹で編んだ丸い窓がありました。この窓は、空の青、苔や木々の緑、土や紅葉の赤が、光の加減で、障子の色をまるで虹のように色とりどりに染める窓なのです。

 清盛に心変わりされ、家を追い出された祇王とその家族である母と妹がこの地にやって来たときには、京からはるか離れた、ほんとに寂しいわびしい場所だったはずです。こんなにきれいな尼寺ではなく、荒廃した尼寺であったようです。

 祇王はその美しさゆえに、平清盛に愛されましたが、白拍子という遊び女のこと、いつ清盛の心変わりに合うことかと不安に思っていたことでしょうが、思いのほかその時は早く訪れ、若い仏御前という白拍子に清盛の寵愛を奪われてしまい、追い出されてしまうのです。

 彼女は、急がされて荷物をまとめているときに、障子に、

   もえ出(いず)るもか(枯)るるもおなじ野辺の草
   いづれか秋にあはではつべき

という歌を書いて家を出ます。

 「春になってもえ出る草も枯れる草も、みんな同じ野辺の草であって、どれも秋に会わないですむはずはない」といった意味です。

 仏御前も、またそのうち、私と同じ目に会いますよという内容であるといえます。仏御前もまた、毎日この残された歌を見ながら、人の世のはかなさを思い、清盛のもとを去り、祇王のところへやってきて、出家してしまうという話になっています。

 平安時代のころから、貴族の女たちは、恋に破れたり、わが子を亡くしたりして、この世で生きていくのがつらくなると、出家をしたものです。自死の代わりに出家があったというようなもので、そんなとき、お寺にお願いにいくと、受け入れてもらったりできたようです。

 祇王がこの世をはかなんで出家したのは、21歳。仏御前は17歳だったとか。

 祇王寺には祇王の母、祇王、妹の祇女、仏とともに、清盛の像も安置されています。泣く泣く清盛の元をさった祇王、自ら清盛の元を出てきた仏は、清盛と一緒にひと部屋に安置されています。それぞれの魂は亡くなって浄化され、朝には障子に映る虹色の光で静かに目覚めているのでしょうか。


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【豆乳とお豆腐のパン】 1.5斤
   強力粉     375g
   ドライイースト   4g
   豆乳      180g
   塩         5g
   砂糖       30g
   絹ごし豆腐   150g

‘ι紊魯僖奪箸貌?譴藤隠以おき、軽く水を切って分量を量る。
一次発酵、40分。
2個に分割、丸める。
ぅ戰鵐船織ぅ燹■横以。
ダ型。山型食パンの型に入れる。
ζ鷦“酵、35分~40分。
В隠沓亜腺隠牽暗戮離ーブンで35分焼く。