京都deお買いもの 74 ~中原淳一 それいゆ 高島屋にて~

 
 
               中原淳一 「それいゆ」 
                       高島屋にて
 
 
 終戦直後の日本の女性たちの服装は、もんぺでした。そんな日本の女性たちに美しい服装を、と願ったデザイナー中原淳一。「それいゆ」という雑誌が出版され、女性たちは、何も物がない時代に、あるものを使って、おしゃれを楽しみ始めた、という歴史がありました。
 
 母の姉たちも昭和23年ごろから、洋裁店を開き、「それいゆ」に載っているデザイン画を見て、いろいろなワンピースなどを作ったようです。
 
 母のアルバムにも、姉たちに作ってもらったというウエストの細い、素敵なワンピースを着た写真がありました。
 
 そんなふうに、終戦後の女性たちを生き生きさせた中原淳一のデザインした服や、グッズなどが、今、高島屋の1階で、生誕100周年を記念して、期間限定販売されています。
 
 
 
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             数多くの書籍が並んでいました。
 
 
 
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             メモ用紙やファイルなど、素敵な文具
 
 
 
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               水筒やマグカップも、いいなあ
 
 
 
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                 もちろん、洋服や傘も。
 
          こんなワンピースを夏に着られたらいいなあ
 
 
 
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    お隣にいた人が「オードーリー・ヘプバーンやねえ」と言っていました。
 
    中原淳一の絵って、確かにオードリー・へプバーンそっくりなのですが、
    もうひとり、この絵によく似た人がいるのです。
 
    若い頃の浅丘ルリ子
 
    実は、オーディションに来た浅丘ルリ子に目をつけたのが、中原淳一
    だったそうですよ。
 
 
 
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 私が買った絵はがきには、中原淳一の次のようなことばが書かれていました。
 
 
 「美しい服装とは、決して着飾ることでもなく、華やかな色彩をいうのでもありませ  ん。 またたくさんのお金をかけてのみ、出来るものでもありません。それは、ほど よい調和の中にあなた自身を生かすことです。言葉を換えれば、あなたらしくある  ことです。」
 
 
 「ほどよい調和の中にあなた自身を生かすこと」―――これは、いろいろなことにおいて言える言葉だと思います。いい言葉だと思い、飾っておきたい絵はがきです。