これは、あまり人には言ってないのですが、私は若い頃からひそかにピーター・ラビット関連のものが好きでした。
毎年部屋に飾るカレンダーはピーター・ラビットなのですが、今年の1月の絵はとても心が和むような絵でした。
1月が終わったら、額に入れて飾ろう、と楽しみにしてました。
1月が過ぎ、節分、立春と過ぎて行きますが、ようやくカレンダーの絵を額に入れることができました。
そして、以前から計画していた通り、トイレに飾ることに。
ピーター・ラビットだけでなく、いろいろな動物たちが原っぱの木の元に集まっているのです。
作者であるビアトリクス・ポターは、イギリスの裕福な家庭に生まれ、学校には行かせてもらえず、家庭教師に習っていたお嬢様なのだそうです。そのため、友達もいなくて、別荘のある湖水地方で動物たちの絵を描くことだけが楽しみという暮らしを送っていました。
ピーター・ラビットの物語は、湖水地方の別荘での暮らしの中から生まれたもののようです。
そんな彼女に遅い春が訪れます。でも、恋人は1年ほどで亡くなってしまい、孤独な寂しい日々を、湖水地方で動物の絵を描くことでなぐさめていたようです。
映画も観ました。なかなか素敵ないい映画でした。
何冊か、分厚い彼女の生涯を描いた本も読みました。ビアトリクス・ポターのファンになったものですから。
晩年は結婚し、湖水地方を開発から守るために、力を注いだのだそうです。
日本でいえば、明治時代の頃のお話。絵本作家として今も読み継がれる絵本をたくさん残したり、環境問題に取り組んだりと、精一杯生きたビアトリクス・ポターの絵。彼女の功績にも思いを馳せながら、トイレの狭い空間に彼女の生み出したものを少し飾ってます。
昔、バザーで買った時計
芳香剤入れもピーター・ラビット
ひそかな私の楽しい空間なのです。