京都deお買いもの 7 ~バレンタインの上用まんじゅう 亀屋良長~

 「京都deお散歩11」でしゃべりしましたように、左女牛井(さめがい)は、昔はきれいな水が涌き出ていた井戸のことです。その場所のわりと近くの四条醒ヶ井(さめがい)にある和菓子のお店が、亀屋良長です。

 きょうはバレンタインなので、上用まんじゅうがこんなふうになってお目見え。とてもかわいい。ほんのりとした、甘さ控えめの和菓子です。要予約。

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 このお店にも、昔、美味しい水が涌き出る井戸があったそうです。でも、阪急の地下鉄工事の影響で、昭和37年から井戸が枯れてしまったのだそうです。その井戸を平成3年に、もう一度掘りなおして、その井戸水で、和菓子を作っているとのこと。いい水がまた出ているのだそうです。


 ここのお店の和菓子はとても質のいい、上品なお味です。季節が移り替わるころ、このお店に行くと、「ああ、もう春なんだなあ」「もう夏なんだなあ」「もう夏も終わりなんだ」と感じさせてくれる生菓子が置いてあります。

 一番気に入ってるのは、立秋になったころの「青柿」という名の生菓子。この和菓子を見た途端に、あ、もう秋なんだ~と思うのです。和菓子は季節をはっと感じさせてくれる、日本の文化なんだなと思います。

 下の和菓子は、今の季節のもの。左から、寒梅、水仙、春水。

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