台風が通り過ぎたり、雨で不安定な日々が続いていましたが、当日は爽やかに晴れ渡った一日のはじまりとなりました。
お昼前のリハーサルの時には、南向きの舞台では、陽射しがまともに当たり、まぶしいぐらいでした。
仕事が一年で最も忙しい最中でのフラとタヒチアンの秋のイベントでした。毎日帰りが遅く、疲れ切った中でレッスンに出かけて行きました。また、日頃のレッスン以外に、6月から9月までは月2回、土曜日には、仕事が終わると大急ぎでフィナーレの曲のレッスンにも駆けつけました。この曲は、ディズニーの映画「モアナと伝説の海」の挿入歌「ロゴ・テ・パテ」でした。
どんな場面でこの歌が挿入されるのか、映画のDVDを息子が届けてくれましたので、それもしっかり観ました。孫のAOIちゃんが大好きな映画で、彼女は4歳ですが、すでにセリフもあちこち覚え、歌もどの場面で歌われるのかも知っております。彼女の解説も聞き、私も負けないように前もってきちんと観ておきました。
全能の女神テフィティの「心」がマウイという男によって奪われたことによって島の平和が脅かされるようになります。そこで、海を愛し、海に愛される少女モアナが、祖母のタラから女神テフィティの「心」を託され、行方不明のマウイに「心」を返させるように言われます。
広い海を渡って、マウイを捜すモアナ。広い海の旅の途中、彼女はようやく伝説の男マウイと遭遇し、一緒に旅をすることに。しかし二人は旅路で大きくて危険な生き物や不思議な出来事に次々と見舞われていきます。
モアナはマウイに平和を取り戻すために女神テフィティの「心」を返すよう頼むのですが、マウイはこの使命に対してなかなか協力してくれそうにありません。そんな中、モアナは、醜く生まれ、親にも捨てられたマウイの孤独な思いを聴くことになります。心を閉ざしてしまっていたマウイと広い海の中の小さないかだの舟の中で激しくもめあうモアナ。そのマウイの閉ざされた心をモアナが開かせたその時に流れるのが、このLOGO TE PATEという曲なのです。
LOGO TE PATE http://mowana.link/song-hawaiian/
タヒチアンでのフィナーレの曲だったので、みんな大いに盛り上がりながら踊り終えました。
忙しい仕事が終わった翌日のイベントでした。このイベントで大きなものが一気に終わった感じです。
そのため、とても楽しい一日となりました。この1か月ほどの間、特に忙しい時、疲れていても、みんなと会えると疲れが吹っ飛びました。
こういうことがフラとタヒチアンを続けている意味なんだなとつくづく思うことしきり。
いろいろな環境、その中でのいろいろな人たちの支え、いろいろなことに対して、ありがたいと感じる日々でした。
モアナはこの旅で、両親や祖母に愛される少女から、海を渡り、島の平和のために挑む勇気ある女性へと成長します。マウイもまた、荒れて閉ざした心を開き、新しい生き方へと向かいます。
いいイベントになったのですが、円山音楽堂は、日頃は無料イベントではないこともあり、入り口がわかりにくく、閉ざされています。観光客がどうも入りにくい会場で、お客さんが入ってきにくいところなのです。昨年は外国の方が少し入ってこられましたが、今年も関係者がほとんどでした。この会場、結局2年目の今年でおしまいになるそうです。
2年前まででしたら、新風館でのオープンな夜の舞台だったのですが、ホテルに改装されるため、昨年より閉鎖。とても残念でした。いい会場でした。来年からはどこになるのかな?また夜のキラキラ光るライトを浴びての舞台で踊りたいものです。