きょうのディナー 57 ~スペイン料理 イベリコ豚のお店~


  うちの家のすぐ近所に、スペイン料理のお店があります。いつも深夜までお客さんでにぎわっています。

 イベリコバルベジョータムチョ 室町店 

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お店の中には、イベリコ豚がぶら下がっています。


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 これがそのイベリコ豚の生ハムで、このお店のご自慢の豚です。


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ひゃ~

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この日のイベリコ豚は、とてもおいしかったです。


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  イベリコ豚のステーキも格別でした


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白エビのアヒージョ トマト入り


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カツオの漁師風煮込み


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ムール貝のサルビゴンソース



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 玉ねぎオーブン焼きの冷製 アンチョビソース(オリーブのすりつぶしたものもソースに使われていました)


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  スペイン料理はあちこちにけっこうあるようですが、あまり行くことはありませんでしたが、ちょっと贅沢なイベリコ豚を久しぶりにいただいてきました。ワインととてもよく合っていました。やはりその土地でよく飲まれているお酒というのは、お料理にもよく合うようです。

 スペインって、あまりなじみがなかったのですが、いつぞやテレビの番組で紹介されていたのですが、女性は男性に比べて地位が低く、働く女性は少なかったそうです。ところが、最近では女性がとてもパワフルに仕事をするようになってきたのだそうです。世界文化遺産サグラダ・ファミリアは、ガウディの作品として未完成の教会として有名なのですが、ガウディ亡き後、完成まで300年はかかると言われていたそうです。その後、IT技術を駆使し、ガウディ没後100年の2026年に完成させようと頑張っているのが、女性たちなのだそうです。この教会、未完成とはいえ、入り口の彫刻や教会内部のすごく高い天井のステンドグラスなどは素晴らしいようで、もしスペインに行けることがあれば、絶対に観に行きたいところのひとつです。

 もうひとつ行きたいところは、グラナダ南東の丘に周囲2キロにもおよぶ「アルハンブラ宮殿」。

http://blogs.yahoo.co.jp/petroleum/13063648.html

イスラム教がスペインを占領していたころ、グラダナ王国はカトリックの王によって戦いに敗れ、このイスラム教の宮殿が無血譲渡されたのだそうです。

 その時の王妃アスィーリャイザベル1世がこの、敵国イスラム様式の宮殿に魅了されて、晩年はこの宮殿で暮らしたようで、彼女によって取り壊されることなく、今まで残っているのだそうです。

 モロッコの建物の写真にとてもよく似た素敵なイスラム建築様式で、そりゃあ、これなら魅了されるなあと思うような建物です。

 私はモロッコにも行ってみたいので、この宮殿もとても気になっています。

 私にとってのスペインって、そういうイメージであるとともに、昨年NHKの海外ドラマで放映されていたスペイン内乱当時を舞台とした「情熱のシーラ」のイメージです。このドラマで、スペインが植民地にしていたモロッコが出てきて、モロッコにとても惹かれました。

 イスラム建築に惹かれた王妃イザベル1世の気持ちがよくわかります。でも、アルハンブラ宮殿を無血譲渡するときグラナダ国の王はとてもつらい思いで、この宮殿を振り返ったのだそうです。

 スペインもあちこちに植民地を拡大していた国です。また、イスラム教とカトリックの対立もありました。いろいろな戦争の話がどうしても語られるのでしょう。

 スペイン料理をいただきながら、そういえば、アメリカの西海岸もスペイン語がいろいろ話されていたなあとも思い出していました。

 一度行ってみたい国ではあります。世界文化遺産サグラダ・ファミリアを完成させる担い手として、女性たちが、男性中心だった長い歴史の中で、今、IT技術を駆使して、革命的に働き出しているという話もとても印象に残っていますし、何よりサグラダ・ファミリアの教会の壮大さを実感してみたいものです。