ハワイへの旅 第5日め
その2 NO.10
クヒナ・ビーチでのフラ・ショー
さて、前回の続きです。
お財布にお金があとわずかとなった私たちは、この日はできるだけ無料サービスを受けて過ごしましたが、夕方には、待ちに待ったクヒナ・ビーチでのフラ・ショーへと出かけました(もちろん、無料)。
旅の前半は曇り空ばかりでぜんぜんハワイらしくなかった空と海も、後半に入ってから、とってもいいお天気になり、この日も、7月の気温のようでした。
砂浜をビーチサンダルで歩いて、クヒナ・ビーチまで
クリスマスのころから急に観光客が増えてきました。
この日はお天気もよく、気温も高かったから
大勢の海水浴客でにぎわっていました。
ハワイで買ったワンピースを着て、ウキウキと場所取り。
一番前列を取りました~~
このワンピース、友達が、「これなら日本でも着られるわね。大丸歩いていてもおかしくないわ」と言ってくれました。じゃあ、今度の夏はこれを着て、大丸歩きますね。もし、このワンピース姿の人を見つけたら、それは私です。
帽子もハワイで買ったものです。帽子の前には貝殻のお花がいくつかついています。
両方ともとっても安価。
マヌアの滝でも見たモルッカねむの木
夕方になると、ここに白い鳩がいっぱいやってきて、ねぐらにしています。
とてもうるさいのですが、その鳩たちが寝静まるころから、ハワイアン・バンドが鳴り響くわけです。それでも、鳩はぐっすり眠っているのか、静かにしていました。
この木の前が、舞台。
すでに舞台の準備はできているようで、まちがいなくこの日は
フラ・ショーがある様子。
ようやく観客が集まってきました。6時から始まりま~す
後ろを向いてカメラを向けている人たちは、夕陽の沈むところを
撮っています。私も前日、たっぷり1時間楽しみました。
始まりを知らせる貝を吹く人、登場。
いよいよです。待ちに待ったので、
ドキドキしました。
ワイキキの街に、毎晩、火を灯して歩くおじさんも登場。
ハワイアン・バンドの演奏が始まりました。素敵な歌声とギターとウクレレの音色。
さあ、始まりました。
まずは、フラの古典的な楽器を持っての踊りから。
手に持った楽器は、ウリウリ。
男性のダンサーの踊りを見たのは初めてだったので、感激。
足の滑らせ方など、なんとなく日本舞踊に似ているのです。
この男性、ものすごくうまく踊る人でした。
腰の落とし方がなかなかいい感じでした。
女性は腰を振るけど、男性は振らずに、少し落として、
すり足で踊るようです。
楽器は、ブイリ
楽器は、イプ
これらの楽器はおなじみのものでした。
私たちのフラ教室でも習う踊りにも使われています。
さて、後半は、とってもポピュラーな現代フラ。
私も発表会で踊ったことのある曲ばかり3曲でした。
曲は、カイマナヒラ、プア・カーネーション、クウホア。
とても参考になりました。
最後は、観客へのサービス。おねえさんがフラの基本を教えてくれます。
実は、このおねえさんの背中の上のほうには、タトウが入れてありました。
ハワイでは、男性は多くの人がタトウをしています。
タヒチアン・ダンスでも、からだに入れたタトウを美しいものとして誇りに思うという
曲も踊ったことがあります。
日本では顔をしかめられるかもしれませんが、南の島のポリネシアンの人たちにとっては、タトウはおしゃれであり、また、魔除けのような意味のある伝統です。
私の後ろに座っていた幼稚園ぐらいの小さな子供まで、すごくじょうずに真似ていました。
席に戻ってきた時、思わず、彼女の方を向いて、拍手喝采してしまいました。
思わぬアメリカンの家族とのふれあいのあったひとときでした。
今回のハワイ5泊7日の最後の晩、いい時間を過ごすことができました。