ねねの終焉の地
圓徳院(清水・ねねの道)
伏見城から移された石をお庭に配置した石庭
400年前、秀吉亡き後のねねは、このお庭を毎日見ながら
77歳まで過ごしたそうです。
これらの石は、全国から伏見城の秀吉に送られた選りすぐりの石だそうです。
伏見城では、お庭に水が引かれていたそうですが、圓徳院では石庭。
このあたりは水ひけがよすぎたということとともに、その頃、石庭が流行りだったからかもしれないとのことでした。
とっても落ち着いたいいお庭です。人の少ない頃に訪れるのがいいと思います。今はまだ紅葉もほんの少し色づいてきたころなので、まだ空いていました。またゆっくり行ってみたいと思いました。
こんなにいいところで終焉を迎えられるなんて、うらやましいこと。
お向かいは高台寺
お庭の龍は、お釈迦さまを表しているのだとか。
高台寺はかなり高いところにありますので、
お庭の左端に、霊山観音が見えていました。
これもまた、龍のようです。
秀吉とねねが祀られている霊屋(たまや)につながっていました。
龍のお腹の中みたいです。
まるで嵯峨野のようにここも竹林
立派な竹・竹・竹
ふと左手に現れた霊山観音さん。横顔がとても美しくて、しばしみとれる。
高台寺には、移築された時雨亭と傘亭というお茶室がありました。
2階がお茶室になっているという時雨亭。
美しい茅葺の傘亭
舟がつけられるようになっていたのだそうです。
ホトトギスの花が咲いていました。
やっぱり寄ってしまいます。
祇園の都路里はものすごい行列でとても食べられそうになかったパフェですが、清水さんのお店は時々とっても空いています。この日もがら空き。ここは都路里の穴場なのです(でも、観光シーズンはいっぱいですが・・・)。
茶そばも美味しそうでした。悩んだ末、ものすごく大きなパフェにしました。
茶そば、この次圓徳院に来た時に食べよう。
職場からの帰り道、ちょっと寄り道しただけで旅行に来たように日常生活から離れられるいいところが京都にはあちこちにあるようです。
今度はまたどこか寄ってから帰ろう。圓徳院も静かで気持ちにゆとりをなくしてあたふた仕事をしている時にはとてもいいところでした。こういう時間を持つことが大事ですね。勝手に私の隠れ家にしておこうっと