3泊4日の九州縦断の旅から帰ってきました。
【一日め】
大分県湯布院で散策
~金鱗湖周辺を歩く~
藁葺きの建物は、温泉のお風呂場があるところだそうです。
ここから湖を見ると、まるで魚のうろこがキラキラ光っているように見えたそうで、「金鱗湖」と呼ばれたのだとか。
湖というより、池と言った方がよさそうな小さな水場です。温泉が湧いているので、温かなお湯なのだとか。そこにお魚が泳いでいるのです。
湯布院ってどんなに素敵なところなのだろうと、行く前からとても楽しみにしていたのですが、着くや否やがっかり。
すっかり観光地化されて、お店ばかりが並んでいて、情緒も何もない風景でした。
とりあえず、湯布院の中心地である金鱗湖のあたりまで行ってみると、そこだけは静かな時間の流れている風景でした。
お店の建ち並ぶ辺りを見てもしようがないので、しばらくこのあたりでゆっくりすることに。
古民家を利用したレトロな喫茶室
「天井桟敷」
緑のきれいな紅葉の葉に心癒されました。
テーブルの横のヨーロッパ直輸入らしきアンティークなオルガン
子供のころ、これとよく似たものが実家にもあり、それぞれ名前をつけ たお人形をオルガンの周りに並べて童謡を弾き、歌い、学校の先生ご
っこをして遊んでいた女の子でした。
実家も、築80年ぐらいのとても古い建物です。
日本家屋の隠れ3階の屋根裏は元々こんなふうでした。
普通の部屋にリフォームしてありますが、隠れ3階の天井を
取り除くときっとこういう梁が出てくるはず。
行く行くは、こういう梁を生かした家にリフォームし直したいと
ひそかに思っているので、イメージ作りの参考にします。
久しぶりにのんびりお茶をいただきながら、友達とおしゃべりしてこのあたりだけでしばし過ごしました。
静かな自然の美しい場所も、観光地化されるとどうも落ち着かなくなってしまいます。そうなると、ここが京都なのか、どこなのか、わからないぐらい同じような「観光地」になってしまいます。そこがどうも残念なことでした。
残された一区画だけは、木々の美しい風景がそのまま残り、まるで昔の美しい信州のような雰囲気。緑の木々に心癒されるひとときでした。
美人の湯と言われているだけあって、お湯はとても滑らかで、翌日はお肌がとてもしっとり。何度も腕をなでてしまってました。