京都deお買いもの 67 ~水無月~

 
 
  昨日6月30日は、夏越祓の日。各神社では、平安時代のころからの年中行事が行われていました。この夏を無事過ごせますようにというお祓いを受ける日です。
 
 この日、京都では、水無月という和菓子を食べます。あちこちのおまんじゅうやさんの店頭には、水無月がたくさん並ぶ日です。
 
 元同じ職場で働いていた方のご実家が和菓子やさんで、年4回、職場のほうに季節の和菓子を届けてもらっているのですが、昨日は、水無月を持ってきてもらいました。
 
 和菓子が届く日は、実家の方に持って行って、みんなで食べています。両親の分と、裏の家に住む叔母一家の分も持って行きます。
 
 白い水無月と、黒砂糖入りの黒い水無月
 
 私は黒砂糖入りの方が好きです。
 
 
 
 
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 水無月は、元々は、帝が宮中で、氷室から持ち出された氷を夏に食べておられたけど、庶民には氷は食べられないので、和菓子で氷に見立てて作ったのが始まりだそうです。小豆は厄除け。
 
 甘い和菓子を夏本番を迎える頃に食べるというのも、からだにはいいことなのかもしれません。
 
 きょう、7月1日は、祇園祭の第一日目です。午前中は京都は大雨が降っていましたが、無事神事は終えられたのでしょうか。
 
 お稚児さんは、この1ヶ月間、女のお世話は受けられないのだそうです。相撲の土俵に女は上れないのと同じで、昔から女は穢れがあるということで、神事には携われません。今でもまだ薙刀鉾には、女性は上れません。というわけで、お稚児さんを出したおうちでは、お父さんが息子のお世話を1ヶ月間するのだそうです。
 
 祇園祭も、夏が無事過ごせますようにという神さまへのお祭りです。
 
 今年は海の日が月曜日になったので、祇園祭宵山がにぎやかになることでしょう。
 
 地元のものにとっては、バス停が移動して不便だったり、夜は歩行者天国になるので、車やバスで出かけられなかったりと、少々困ることもあるのですが、それでもこれから夏本番を迎えるんだなあという一番うきうきする頃です。
 
 京都では、そろそろ、はもが出てきています。祇園祭に付き物のおさかなです。
 
 どうぞ、今年の夏も、みなさま、無事にお過ごしください。
 
 
 夏本番に先駆けて、梅雨の大雨の中、今朝はきれいに朝顔が開きました。
 
 
 
 
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               もちろん、ハイビスカスも
 
 
 
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