よくドラマに使われている白川の畔
知恩院前
きょうは、台風の影響で柳が雨に濡れて、しっとり、とてもいい色合いでした。
白川の二本橋もしっとりしていました。
ここは、「京都地検の女」の撮影にいつも出てくるところです。
そして、古川町商店街。
ここも、「京都地検の女」の撮影場所。
この二十年ほどの間にすっかり寂れていましたが、テレビドラマに何度も使われたおかげで、やっとこのごろ活気が出てきたようです。
久しぶりに行くと、「水戸黄門」や「三百六十五歩のマーチ」が流れ、音楽に合わせて体操が行われていました。
商店街の人たちが一斉にお店の前に出て、放送の声に従って体操、体操、でした。
お年寄りがとても多いところなので、こういった音楽がなじんでいました。
いつものように、古川町センターの鶏やさんで地鶏を買い(とても美味しい!)、大浅というおさかなやさんでさわらを買いました(ここのもすごく美味しい)。
小学生の時は、この通りは、同級生がたくさん住んでいて、とてもにぎわっていました。この商店街のおうちの人たちが、私の通っていた小学校ではとても裕福な人たちだったぐらいです。
今、同じ小学校だった人はたったひとりしかおられません。
その人は、私より5歳年上のふたごさんのおひとり。とてもきれいなふたごさんでした。今でも昔とそっくりで、とてもきれいです。
たいてい着物姿で、お惣菜やハムなどを売っているお店を継いでおられましたが、このごろ、飲食店も一緒に経営。とても素敵なお店になっています。
きょうも見かけました。「ちょっと待っとうくれやっしゃ」という声が聞こえてきました。
私はもうこんな京都弁は使わないけど、こういう商店街では、私とたった5歳ちがいだけで、こういう京都弁が使われているのですね。
さびれていたところが、ドラマの舞台になったことで(それももう何年も前からなのですが、やっと)、活気が出てきたことはうれしい感じがしました。
数年前までこの商店街にあった「ボロニヤ」という今ではちょっと有名になったパンやさんは、表通りにきれいなお店を出されましたが、パン焼き工場はそのまま商店街の中にあります。
その「祇園ボロニヤ」で、看板商品のデニッシュ食パンを買いました。
古川町商店街の大浅で買った小いわしを炊いたと母からメールが来たので、ちょっと寄って、もらって帰りました。今夜のおかず。
実家の近くは、道路だけはきれいになったのに、すっかり年寄りの町になりかけていました。でも、こうして、少しずつまたお店が元気になれればと思います。白川の水の流れと柳のとてもきれいな、風流なところなのですから。
さっきから台風の影響を受けた雨が、またかなりきつく降ってきました。
和歌山はだいじょうぶかな・・・。
この台風が過ぎると、季節はぐっとまた進むのでしょうか。
職場の片隅に、少し咲きかけていた彼岸花を見つけました。