３０年ぐらい前の香蘭社の器
この柄は、昔々、３０年ぐらい前のものです。とても気に入って、以前、買って持っていたのですが、ついついうっかり割ってしまう私です。もうだいぶ前にすっかりなくなってしまっていたのですが、なんと！ネットオークションに出ていました。
どうしようか迷ったのですが、この柄は、もうぜったい売っていません。手に入れたくて、【入札はこちら】というところを思わずクリックしてしまいました。
あ、これもいい、こっちもいい、とあちこちクリックしてしまい、「あ、しまった！」と思ったのですが、どこを探しても、「キャンセル」と書かれているところはありません。
あぶないですね～。簡単にクリックできてしまいますから。気をつけなくては・・・、と後悔、後悔、でした。
でも、とてもありがたいことに、どうしてもほしかった、この３０年前の菊のお湯飲みと、酒器以外は、すべてどなたか私より高値をつけていただいた方がおられたようで、買わなくてよくなり、ほんとに助かりました。
迂闊に手を出してはいけませんね。
でも、ほんとにほしかったものだけが手に入ったことは、よかった。
ただ、オークションというのは、中古のものもあり、たとえ、未使用と書かれていても、信用できないところもありますから、そこはむずかしいところです。
酒器のほうは、３０年も経っているというのに、とてもきれいなもので、これは確かに未使用だと思います。要するに、文化祭のバザーみたいなものですね。これは満足。
でも、お湯飲みのほうは、未使用というのはなんだかもひとつ信用できない感じでした。木箱もさすがに古くなり、器も、何となく薄汚れているような・・・。
洗剤でごしごし洗い、沸騰したお鍋に器を入れて、ぐたぐた煮ました。まあ、これでいいかな。
骨董品的なものはオークションで買うというのも、またいいことかもしれませんが、お値段のほうは、ぜんぜん安くありませんでした。
いろいろ見ていて気づいたのですが、使った品まで出されていて、それがまたあつかましいほどのお値段がつけられているのです。あれはいけません。使ったものは、もっと遠慮しなくては。
これで最後にしようと思いますが、でも、お値打ち品はあるみたいにも思いました。あとは、運かも。
