明治時代、ドイツに留学し
純正調を研究した田中正平氏。
純正調オルガンというのを作り
ドイツで絶賛されたとか。
その後、日本で作られたのは5台。
現存するのが4台。
そのうちのひとつが、東山七条の京都女子大学構内に建つ
住んでいた西洋建築で、いったんは老朽化のため取り壊され
ましたが、現在復元されています)の中に保存されています。
貴重な歴史的遺産です。どんな音がするのか、
聴くことができないのが、残念。
昔、いだたきものでしたが、うちの家にも西洋の美しいオルガンがありました。小さい頃はいつもそれを弾いて遊んでいました。大正時代か昭和の初めのものだろうと思います。足踏みオルガンで、とても美しい音色でした。
建物にしても、オルガンにしても、ミシンにしても、いろいろなものに言えることですが、新しいものに変わっていくとき、昔の精巧な美しいものがどんどん消えていったことは残念です。