京都deお散歩 36 ~ 純正調オルガンを訪ねて~

                  
                明治時代、ドイツに留学し
              純正調を研究した田中正平氏
 
              純正調オルガンというのを作り
                 ドイツで絶賛されたとか。
 
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              その後、日本で作られたのは5台。
                 現存するのが4台。
 
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          そのうちのひとつが、東山七条の京都女子大学構内に建つ
          錦華殿(大正時代、西本願寺門主夫妻、妹の九条武子さんが
          住んでいた西洋建築で、いったんは老朽化のため取り壊され
          ましたが、現在復元されています)の中に保存されています。
 
 
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           貴重な歴史的遺産です。どんな音がするのか、
           聴くことができないのが、残念。
 
 昔、いだたきものでしたが、うちの家にも西洋の美しいオルガンがありました。小さい頃はいつもそれを弾いて遊んでいました。大正時代か昭和の初めのものだろうと思います。足踏みオルガンで、とても美しい音色でした。
 
 建物にしても、オルガンにしても、ミシンにしても、いろいろなものに言えることですが、新しいものに変わっていくとき、昔の精巧な美しいものがどんどん消えていったことは残念です。