京都deお散歩 16 ~新玉津嶋神社(にいたまつしまじんじゃ)~

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 朝、40分ほど歩いて通勤しているのですが、今日はいつもと違う道、松原通を通って行きました。途中に(松原烏丸西入る)、小さな神社がマンションなどに遠慮がちに建っていました。それが、この新玉津嶋神社

 この神社は、かの有名な藤原俊成(藤原定家のお父さん)が、自分の邸宅に、和歌山の玉津島神社の歌道の神さま衣通郎姫(そとおしのいらつめ)を呼んで建てたのだそうです。

 俊成は、千載和歌集を編纂した人です。そのころ、木曽義仲が京に攻め入って、平家一門が都落ちするのですが、その時、平忠度(ただのり)は、身の危険も顧みず、俊成の元を訪れて、一首なりとも選んでほしいと、自分の歌をたくさん集めた巻き物を差し出したという話は有名です。

 江戸時代には、芭蕉の師の、北村季吟宮司を務めたのだそうです。
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 今でも、短歌や俳句の上達祈願に多くの人が訪れるのだそうです。

 私もちょっと気を引き締めて拝んでまいりました。

 沈丁花が満開でした。
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