四条西洞院のバス停を下りたところに、細い細い路地があります。車も通れないようなほんとに細い細い路地です。
子供がまだ幼稚園だった頃、この道をとても喜んで走るものですからよく通って家に向かっていたのですが、この頃はすっかり表通りばかりを通るようになったので、もう長い間通ってませんでした。
昔ながらの家が並んでいるのですが、この頃は、居酒屋さんなどもでき、少し人通りも増えたのでしょうか?
この古めかしい壁のあるところは、さらに向こうにも路地が続きます。
家がさら地になり、こんなふうにマンションのうらが見えるところもあります。
昔から赤い幟がたっているのですが(以前はもっと古びた幟でしたので)、私はずっと、何か怪しげな占い師のおばあさんでも住んでおられるおうちなのかなと?と思いこんでいました。
でも、きょう、通ったら、新しい幟に変わっていて、中も見られるようになっていました。
なんと、平将門を祭る神社だったのです(どう見ても、普通の家)。
中に入ると、新しい鳥居が・・・。
実は、平将門が、乱を起こして、謀反人として戦いに敗れた時、首を取られ、京都に運ばれてきたときに、首がさらしものにされたのが、この場所だったのだそうです。
その後、いろいろ不吉なことが起こり、将門の霊を鎮めるために、ここに祠が作られたのだそうです。
将門は、実は、強きをくじき、弱きを助け、女性にもやさしくとてもいい人だったと書かれていました。