いつもの夜のウォーキングコースの二条城。毎年、桜の時期は、夜間拝観をしているので、拝観料400円を払って城内に入ります。
きょうは平日の夜なので、比較的拝観者は少ない方でした。毎年、チケット売り場では長い長い列ができるほどの人・人・人です。
この門、二条城の入口なのですが、廬山人にまつわる話が残っています。
器と料理に関して、後々とても有名になった廬山人は、京都の二条城の近くで育ったそうです。彼は上賀茂神社で生まれたそうですが、生後まもなく他家の養子に入り、寂しい幼少期をすごしたようです。よくこの二条城の門のところにきては、お母さんのおっぱいというのはこういうものなのかなと、門につけられているおっぱいに似た飾りをいつも見たり、触ったりしていたのだそうです。
言われてみれば似ています。
この門を通ると、その話が思い出され、母と幼くして別れた子供の思いに、切ないものを感じてしまうのです。
さて、中に入ると、真っ暗。足元だけが灯りに照らされるぐらいです。
しばらく歩くと、
ライトアップされているため、うまく写真に収まりませんでしたが、桜・桜・桜の城内。ダイアナ妃が座られたというお抹茶席のあるところでお茶を楽しむこともできます。
みごとな桜がどこまでも続く中を歩き、桜が尽きると、お琴の音が。「さくら さくら」と聞こえてきます。