この間、テレビで「小さな恋のメロディー」をしていました。
この映画は、私が高校生の頃、映画館に観に行った映画です。
懐かしくて観てしまいましたが、なかなかすばらしい映画でした。思春期を迎える少年少女たちが実に生き生きと描かれていました。その中でも、ジャック・ワイルドが特に生き生きしていました。
この映画は、ビージーズの音楽が映画のシーンにぴったり合っていて、音楽が映画を進めていくかのようにも思われます。
私は、ビージーズの音楽が大好きでした。このごろは便利ですね。ネットでいくらでも映画やコンサートの音楽を聴くことができるのですから。
これには、いい歌がたくさん続きで入っていました。特に、最初の「イン・ザ・モーニング~ 」で始まる曲はとても素敵で、私はこの曲で、朝、目覚めたいというのが夢です。
そして、2曲目に入っている「メロディー・フェアー」の曲では、メロディー役のトレーシー・ハイドがとてもいい感じです。まさに、この曲にぴったりの「メロディー」が、映画では描かれています。
https://www.youtube.com/watch?v=nTp7y2fmD-Q(ステイン・アライヴ)
この「ステイン・アライヴ」は、 ビージーズらしい高音で、実に美しい声のハーモニーです。やはり兄弟だとこんなふうに息が合うのでしょうか。この曲も大好きでした。
https://www.youtube.com/watch?v=XybRS2QOEWA(愛はきらめきの中に)
この、「愛はきらめきの中に」も映画「サタデー・ナイト・フィーバー」の中で流れた曲です。すっかり生きがいをなくしていた青年が、ダンスによって生き生きとした人生を掴み取る実感を得る瞬間を描いた映画なのですが、その夜が明けかけるとき、電車に乗っているシーンで流れていました。静かなじんわりとした充実感を、この曲がとても印象的に感じさせてくれました。
音楽は、聴くだけでそのシーンがよみがえるし、そのときの思いもよみがえってきます。
4月になって、だいぶ疲れていたのですが、きょうはネットでビージーズの音楽を聴いていたら、疲れきっていた脳が柔らかく揉みほぐされていくような心地よい感じを味わいました。音楽は頭が疲れたときには最もよいお薬になるようです。
とても悲しいのは、個性的な俳優だったジャック・ワイルドも、ビージーズの3人のうちの2人も、もうすでに亡くなっていました。若くして亡くなったようです。でも、映画の中で、あるいは、コンサートの収録の中では彼らはまさに生きていました。
ジャック・ワイルドとマーク・レスターは「オリバー!」にも出ていたようです。イギリスの映画に好感をもったので、また観てみたいと思います。私が観た「オリバー」ではなく、もっと昔の「オリバー!」(1968年)に出ていたようです。