京都deお散歩 81 ~早春の日々~

 
 
 
              早春の日々、春をよぶ雨
 
 
                  3月1日 雨上がりの祇園町にて
 
 
 
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 3月1日は、夕方から激しい雨。職場でのお別れ会があり、お昼はホテルでパーティー、夕方は中華料理でパーティー、そして、夜は祇園のスナックとたいへんなはしごをしました。
 
 祇園界隈には、たくさんスナックなどありますが、あまり知らないのでめったに入ることはありません。でも、この日は、職場の人に案内されて、スナック「妙」というお店に行きました。
 
 ママさんは、私と同じ学校の同窓生だそうです。
 
 このお店、とても落ち着いた雰囲気でした。食器はみんなロイヤルコペンハーゲン。白地にブルーの模様がとても品のある感じで並べられていました。
 
 チョコレート何種類か(どれもとても美味しかったです)、ピーナッツ、お漬物などを、お昼も夕方もたくさん食べたにも関わらず、ポリポリ、ボリボリ食べながら、久しぶりにウイスキーの水割りをいただきました。
 
 小さな一室なのですが、いいなあ~~、退職したら、こんなお店のママさん、したいなあ~~、などと言いながら、お店をじろじろ見ていました。
 
 
 昔は、私の家の近くには、高級クラブ「ベラミ」というのがありました。いつも有名な歌手のショーがあり、写真の看板がたくさん掛けられていました。
 
 その片隅に、日給○○円と書かれた立て看板も立てられていました。
 
 小学生の幼い私は、いつもそこを通るたびに、「そうなんや~、大人になって仕事がなかったら、ここで働いたらこんなにたくさんお金がもらえるんや~」と思って、とても安心しました。その頃からちゃんと経済的自立を考えていたのですよ~。おかしな小学生でした。
 
 ところが、そのクラブ、暴力団抗争に巻き込まれ、銃撃事件が起こりました。ニュースで知って驚きました。その後、数年経ったころ、不景気もあったのか、京都一の高級クラブベラミは幕を閉じました。
 
 さて、定年退職などを迎えたら、もう、小学生の時の私が見つけていたような最後の手段のお仕事も年齢不相応で雇ってももらえないし(小学生のころはそこまで気づいてなかった・・・)、厳しいことですねぇ・・・。
 
 スナックを持っていたらいいなあ~~などと、それなりのいろいろな気苦労はそっちのけで、厚かましいことを思いながら、祇園の夜を楽しんできました。
 
 昔、若い頃、やはり連れてもらって、祇園のスナックに入ったことがあったのですが、そこはものすごく高いところだったようで、30分ほど席について、水割り1杯飲んだだけで、3人で4万円も払っておられました(若かった私は払わなくてよかったのです)。
 
 どうして30分ほどで席を立つのかなあ、と思ったけど、請求額を聞いて、なるほどと納得。
 
 知らないところには行ってはいけないようですね。
 
 「妙」さんには2時間半ほどいたけど、それほど高くはなく、安心して入れそうなお店でした。
 
 さて、職場でのお別れ会ですが、私もひとつ、仕事納めがあって、サプライズでいただき物をしました(まさかまだ退職でもないのに、私までとは思わず・・・)。
 
 「妙」さんで、さっそくお店開き。リボンを取って、箱を開けてみました。なんと!いつもピンクを好む私にと、とてもかわいい食器でした。わぁ~、みんな、どうもありがとう~と、スナックのテーブルに、春色のかわいい食器を出して、華やかなことでした。
 
 
                ルクルーゼのかわいい食器
 
                  の器は、オーブンにも入れられます。
 
 
 
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 京都は、2月の終わりには突然ポカポカ陽気になったのに、3月に入った途端、また寒くなってきました。春の嵐です。
 
 
 きょうも寒そうだったので、どこにも行かず、部屋の掃除などをして、一番気に入っている小さなお雛さまを出してみました。これも陶器の、かわいいサイズのお雛さまです。
 
 
 
 
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 昨日は、すでに退職されている職場の方で、ご実家が和菓子やさんのおうちの方に、お雛さまの和菓子を職場まで届けてもらいました。年に数回、季節ごとに和菓子をお願いするのです。
 
 実家と叔母の家にいつも持っていくのですが、とても美味しいので、喜ばれています。
 
 実家では、母が用意しておいてくれたお抹茶で、両親と3人で、ぺろりと7個の和菓子を平らげました。
 
 
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 ひと雨ひと雨、春が近づいてきているのを感じます。北海道では大雪で大変だというメールを友達からもらいました。ここしばらくはまだまだ不安定な天候が続くと思いますが、コートが脱げる日が楽しみです。
 
 でも、3月の終わりには、まだまだ寒い奥飛騨に行く予定なのですが、それはそれで、雪が残っていてくれることを願っているという身勝手さ。
 
 では、早春3月を、日々、楽しみましょう。