金戒光明寺へ

お彼岸で、先日、金戒光明寺内にあるお寺とお墓に行きました。金戒光明寺内には、たくさんのお寺があるのです。お墓は正面の長い長い階段を登りながら、それぞれのお墓に行くようになっています。

 

父が買ったお墓は、階段を一番上まで登らないといけなくて、京都の街が見下ろせて景色はいいのだけど、なんせ階段が長くて、暑い時なんかは特に大変なのです💦

 

そうしたら、叔母さんが、近道を教えてくれました。階段を半分ほど登ったところに、会津墓地はこちらと言うのを知らせる石碑があるのですが、そこを左に折れると、階段ではない道があるのです。

 

木陰の道を少し歩くと、西雲院というお寺に出ます。

 

このお寺には、法然上人が腰を下ろした石というのが置かれていて、そこで悟りをひらき、金戒光明寺を建てたと言われているのだそうです。

 

そのお寺の横には、会津武士たちのお墓があります。

 

NHK大河ドラマの八重の桜が放映されてた時は、観光客がたくさんここを訪れました。

 

そこを通ったら、また横に折れる道があり、そこからお墓まですぐに行けるのです。

 

やれやれ、これからは階段を半分だけ登って行けばいいわ、と気が楽になりました。

 

江戸末期、会津藩の武士たちがこのお寺に集まっていたために、新撰組がやってきて、あちこちのお寺を探し回り、お寺はたいへんなことになったのだそうです。

 

そんな歴史の舞台になったところは、今は静かです。

 

西雲院の前は紅葉が青々としてました。秋には綺麗な紅葉の穴場のようです。

 

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西雲院を超えて、さらに少し登っていくと、真如堂の方に抜けられます。

 

真如堂は、秋には紅葉で大変多くの人が訪れますが、この抜け道、紅葉の穴場で、人が少なくて、ゆっくり紅葉を楽しめるのです。

 

金戒光明寺は、桜の名所でもあります。お彼岸とお盆ぐらいにしかお墓参りに行かないので、桜も紅葉もこのお寺では楽しんだことがないのですが、今年は両親の眠るお墓への抜け道で紅葉をのんびり観てこようかしらと思っています。散歩がてら。

 

でも、叔母さん曰く、奥の方には狼犬がいるから、一人で行ったらあかんえ、とのこと。

 

🥶💦💦

 

あまりゆっくりしててはいけないようです。